バレーボール観戦と旅の記録
2023.04.8-9
2022-23 V.league division 1 MEN
FINAL 4 島津アリーナ京都
●0日目 滋賀県琵琶湖南東エリア散策〜大津STAY
●1日目 島津アリーナ京都 V.league FINAL4観戦〜亀岡STAY
●2日目 愛宕神社参拝〜島津アリーナ京都
V.league FINAL4観戦
〜帰京
今季のレギュラーラウンド中は仕事が忙しく、ここ数年恒例となっていた京都ステイ・京阪電鉄で行くパナソニックアリーナ(パナアリ)観戦の機会がありませんでした。
スケジュール表を見ながら「まだFINAL4京都がある、それまで仕事を頑張ろう」と眉間にシワを寄せ仕事に打ち込み、ランキング表を見ながら「今年のパンサーズのFINAL進出は難しいかも…」とやっぱり眉間にシワを寄せて仕事をするフリをしてました。
パンサーズのFINAL4進出決まったのはレギュラーラウンド最終週。4強入りを争う堺・東レにやっと最後に追いつき、後半調子を上げてきたテクトを振り切りギリギリその切符を手に入れました。
1位ウルフドッグス名古屋 26勝10敗75P
2位サントリーサンバーズ 25勝11敗71P
3位パナソニックパンサーズ 24勝12敗77P
4位堺ブレイザーズ 24勝12敗71P
数年前の謎のポイント順ならパンサーズが優勝やんけ、などとたらればを言っても仕方がありません。メンバーの入替えもあり前半戦で不安視していたシステムの精度を上げて終盤に4強入りのプライドを見せたパンサーズはカッコ良く、他チームのファンから「さすがパナ」と言われて鼻が高かったです。
●0日目 大津STAYがとても良かった
大津STAYの翌朝に琵琶湖湖畔を散歩
さて、パンサーズも切符を手に入れたので私も有休という切符を取らねば。
有給申請という切符は年度末のドサクサに紛れ込ませて前日金曜日を含めて久しぶりに三連休を獲得。
しかしその頃は既に春の京都の安宿は押さえられ、旅行支援も終了。昨季利用した素泊まり5500円の四条の格安(でもキレイで親切)極狭14㎡ビジネスホテルシングル素泊まりが1万円、中心部の町家をおしゃれにリノベしたゲストハウス実質カプセルホテルでさえ1.2万円。gotoキャンペーンで泊まった22㎡ツインルームはお姫様価格。
gotoキャンペーンや旅行支援でいい気になってた財布で来るな貧乏人と言われた気持ち。これが京都か…敗戦理由は実力の差、みたいな完敗。これは混んでいそうだ。そこいら中が原宿竹下通りのようになっていそうだ。それはチョット…。(負け惜しみ)
そこでチョイスしたのが京都のお隣の滋賀県。旅行支援「今こそ滋賀を旅しよう」もまだ枠がありそう。
大津駅から島津アリーナ京都まで16km、電車で40分、徒歩3時間。朝8時に出発して徒歩でも余裕で第一試合に間に合う。
大津、琵琶湖南東エリアのすごし方
・天気が良ければ大津の人気ハイキングコース「金勝アルプス」を歩きたい。(所要時間5時間)
・ハイキング日和でなければ安土城跡に登りたい。(2時間)
・土砂降りだったら映画でも見て銭湯にでも入って宿でしっぽり、という3つのプランを用意。
生憎この日の大津市の天気予報は3日前からずっと変わらず雨予報、降水確率90%、1日の降水量60ml、風速2〜6。
土砂降りでないけど一日中シトシト降りまっせ。
という事で2番目の安土城跡散策と3番目の宿でしっぽりプランにしました。
本命の金勝アルプスハイキングの計画で早朝に南草津駅に着くの夜行バスを利用。安土城の開門は8:30。夜行バスで疲れた事もあり10時まで彦根のスーパー銭湯で仮眠しました。夜行バスを利用するのは1日を長く活用したいためでお金が無いわけではありません!(無いけど)
彦根→安土まで電車で17分
駅前の写真映えしない信長公像
もうちょっと、背景に樹木を植えるなど気を使って上げて欲しかったな〜。
駅の周りは特に何もありません。資料館で安土城の模型で概要を確認して城下町をプラプラして約30分。
安土城跡
公式WEB
https://www.azuchi-nobunaga.com/
山慣れしてなければうんざりするような階段は導入部の大手道。標高199m目指してクライムオン!
羽柴秀吉邸跡
石垣だけが当時のもの。
天気がいいに越したこたーないですが、霞がかった山の中の幻想的な雰囲気が好きで、雨でも行き先に山を入れました。
足を止めて解説を読んでいるとズブズブと泥濘みにはまっていく信長の呪い。
登頂!
ここに地下1階地上6階の巨大天守があったんですね!羽柴さん家に比べると明らかに巨大な束(だか杭だか柱)が上に乗っかっていた建物の重量を想像させます。
当時の建築技術の最高峰をいったそうですが、その苦労もろとも築城わずか数年で焼失。もったいねえ。何で燃やしたかな(原因ははっきりしてないそうです)。
重機やクレーン車もない時代に人力で標高199mまで太っとい柱や資材、豪華な装飾を運んで建築するの国家イベントで大変だったろうな。現存していたら確実に安土駅に快速が止まり町が栄え、後世に生んだ財産で立派な銅像が建ちスタバでも出来ていて賑わってたんじゃないかな。
個人的に現代の資材で再建築したレプリカよりも「無くなっちゃったんだ」感がリアルな城址の方がロマンを感じますが、無くなっちゃったんだねーー。燃えちゃったんだねーー。
もっとも有名な戦国武将の1人でもある信長のお城を再建築できなかったのも、この立地とものの巨大さが理由なのかな。知りません。
※正確な設計図が残っていないため、テキトーには復元できないそうです。
晴れていれば琵琶湖が見えるそうな。
甲賀から移築した建築物もありますが、あまり手入れがされていません。
全体的に欲がない安土山。
基本は山歩き。滋賀県には山城が沢山あるのでまた来たいなー。
信長のサインを貰って終了。何か旅の記念が欲しいけれど物が増えるのがイヤなので、自分への土産はもっぱら御朱印になりました。
ありがたいお言葉を頂いたり、色々なところに行ったなーと見返すのも楽しみ。
大津の洗練された町家リノベ宿で過ごす
3月決算までよく働いてカイシャの売上に貢献して期末ボーナスもちびっと出たので普段より少しばかり宿の予算を上げました。
ビジネスホテルではなく呉服屋の大旦那の屋敷をリノベーションした宿のスーペリアツインルーム(43.5㎡)をブック。歴史の深い街に馴染む建築に新しい価値観を加えた、昨今流行りのおしゃれリノベホテル、一度は経験してみたかったというのも理由。
宿の名称を出すと評判に直結してしまうので出しませんが、洗練された見た目のデザインだけでなく古い建物特有の構造の軋みもなく、断熱材も入って隙間風が入りそうな窓周りも完璧にリノベされ、ストレスの無いとても良い空間でとても良い時間を過ごしました。
プランに夕食設定はなく朝食のみ。
しかしですね!ここで宿に求める価値観が変わるような経験が待っていました。駅の近くでニシン蕎麦(大好物)を頂いてお腹を満たしたら宿に帰ってからは晩酌程度でいい。一人旅だし豪華な夕食は必要ないんですね。
そこで宿のコンシェルジュから教えていただいたのが地元商店街のお漬物屋さんの八百与さん。
種類がいっぱいで楽しすぎる!!写真は一部です。
そして庶民価格。お味の方も塩気がまろやかなのは塩漬けにした後に麹に漬けてるせいか。とても美味しい。小さなパックもありお宿で食べるのに丁度いい。
続いて滋賀のお酒はここで揃うと教えていただいた酒屋さん、小川酒店。
「旅の者だが地元の良い酒を探すならここを訪ねろと聞いた。地元のよい酒を教えてくれまいか」なんて偉そうな口振りではありませんが、大量の銘柄から選べずに女将に訪ねたところ、予想外の返しが返ってきた。
「出身はどちらですか〜?千葉県?それなら千葉のお米で作った滋賀の蔵元のお酒がありますよ〜これを買いなさい。この造り手さんは凄く情熱的で熱いの(笑)」
辛口とかコクとかキレとか酒のウンチクではなく、大量の銘柄の中から旅人の懐にスッと入る一本を取り出した。千葉のお米は有名な米どころと違って全国流通していないけれど、粘りっこくてとても美味しい。スーパーでは売ってないので、わざわざ車を出して千葉の道の駅まで買いに行って精米している。
熱い造り手というのも琴線に触れる。
「出来るな女将!」と感激の即決。ツマミに勧められたドライフルーツは奈良名産の柿と同じく近畿地方は和歌山のミカン。旅人の地元と旅先のなんちゅうマリアージュ!買い物を決めたその後も女将が楽しい話を聞かせてくれて、地域クーポン4000円を酒とツマミに錬金。思わず酒屋さんで楽しい時間を過ごした。
その足でJR大津駅付近まで戻って揚げたて近江牛のコロッケを購入。雨も上がり早く宿で晩酌したくてしたくて急いで宿に戻る。
作り手の気持ちが詰まった美味しいものしかない!至福じゃーー!(晩酌を想定して皿はリュックに積んで持ってきた)
翌日VFINAL4観戦