第53回暇つぶし杯

バレーボール観戦と山旅と湯の記録

四国ほぼ一周ほぼ一人旅(後半)

2023ゴールデンウィーク5泊8日四国ほぼ一周〜登山とドライブほぼ一人旅の記録。

後半は書ききれなかったので抜粋。後日修正。

出発から前半はこちら

 

●ザックリ行程  

4/29 〜5/6 全走行距離約2,650km

 

‥後半

5/3 剣山登山〜車中泊香川県

5/4 我拝師山登山(香川県)〜うどん〜 友人と合流しゲストハウス泊(高知県

5/5 ドライブデー 仁淀ブルー&室戸岬等〜 明石大橋経由で帰路、移動中仮眠(兵庫県滋賀県

5/6 帰京

 

 

5/2 20:00剣山見ノ越第一駐車場到着

第一駐車場は2層構造で自分が到着した次点で1階はほぼ埋まっていたので2階に駐車。

朝、目を覚ました時には1階も2階も既に満車なのに次々車が来て次々折返していた。「満車」の案内が無いんだね‥。

噂に聞いていた通り。怖い思いをして夜走りして良かった。いや良かったか?あんなに怖い思いをして。すぐ忘れる選手権。

 

5/3 朝7時剣山クライムオン

 

事前に4日の剣山ヒュッテを予約していたが、4日以降の天気予報がずっと雨マーク、よくて雲マークだったため1週間前に宿泊のキャンセルをして日帰りに変えた。電話でキャンセルを申し出ると「いいですよ〜安全第一です。また来て下さい」と快い対応。感謝。ヒュッテには申し訳なかったが良い判断だった。

憧れの稜線、やはり晴天下で歩きたい。日帰りになってしまったがヒュッテに寄りお土産の手ぬぐいとバッヂを買い名物のそうめんを頂いた。

 

ヒュッテから階段でテラスに上がると剣山頂上、ここで折り返すライトなハイカーの撮影会でごった返していた。ライトじゃないハイカーは稜線に吸い込まれるように次郎笈を目指す。

次郎笈の頂上で長めの休憩。本当に素晴らしい景色、そして歩きやすいように登山道の熊笹をカットしてくれた小屋の人や地元山岳会に感謝が止まらない。

また絶対来よう(酷道の事はスッカリ忘れた)

 

 

 

帰りの438は439に比べれば広く走りやすいが、剣山登山のための路上駐車がえげつない。まだまだ先まで停まっていて、このせいで渋滞が起こる。

徳島を出る前にみまの里で大野海苔の味付け海苔2本購入

これが美味しくて美味しく。

 

5/4 我拝師山登山(香川県)〜うどん〜 友人と合流しゲストハウス泊(高知県

弘法大師

ちょいとした鎖場

13:00 下山 疲労回復にミカンを丸かじりでクエン酸補給

 

うどん県うどん美味すぎ

友人と合流。お宿の部屋からの眺め、仁淀ブルー最高

合宿だー。

 

5/5 ドライブデー 仁淀ブルー&室戸岬等名所巡り〜 明石大橋経由で帰路、移動中仮眠(兵庫県滋賀県

女子旅のような朝食。ここで友人らと別れた。

にこ淵!

沈下橋

桂浜の西郷どん

カツオメインの食餌どこはどこも混んでいたので駐車場がら空きのドライブイン。ラーメン&チャーハン美味しかったなー

文旦購入!

室戸岬

東へ向かう、美しい月を見て「満足した。もう帰ろう」

この日のgoogleタイムライン。

SAで仮眠。目隠しするのが面倒なため簡易的なシェード。黒鷲決勝でパンサーズの応援したかったな!

5/6 帰京

 

 

 

四国ほぼ一周〜登山とドライブほぼ一人旅(前半)

この暇つぶしブログはバレーボール観戦前に山登りなどのアクティビティをこなした旅の記録がメインですが、今回はバレーボール観戦はなしです。同時期に大阪で開催されていた黒鷲旗の最終日にパナソニックパンサーズが残った場合は応援に駆けつけるスケジュールを組み、ハリセンなど応援グッズも車に積みましたが、パンサーズは準決勝で敗退。色々と無念です。私は勝利主義者。

 

2023ゴールデンウィーク5泊8日四国ほぼ一周〜登山とドライブほぼ一人旅の記録。Google mapのタイムラインを頼りに振り返り。四国の百名山2座を攻めつつ、ゆる山、ゆるキャン、ゆるドライブの四国一周。

当初の目論見では東京晴海からオーシャン東九フェリー乗りラクラク徳島入りするつもりでしたが、なんとゴールデンウィーク初日の4/29.30供に休航。ガーン。気を取り直して全行程陸路で移動しましたがとても充実した旅ができました。

 

●ザックリ行程  

4/29 〜5/6 全走行距離約2,650km

・経由地

東京・神奈川・静岡・愛知・三重・滋賀・大阪・兵庫・岡山・広島・愛媛・高知・徳島・千葉 14都府県

①日目 4/29 夜出発 移動中仮眠(静岡県

②4/30 しまなみ海道ドライブ 島キャンプ泊(愛媛県

③5/1 石鎚山登山 山頂小屋泊(愛媛県

④5/2 ドライブ 四国カルスト〜中土佐でカツオ等  剣山前泊(徳島県

⑤5/3 剣山登山〜車中泊香川県

⑥5/4 我拝師山登山(香川県)〜うどん〜 友人と合流しゲストハウス泊(高知県

⑦5/5 ドライブデー 仁淀ブルー&室戸岬等〜 明石大橋経由で帰路、移動中仮眠(兵庫県滋賀県

⑧5/6 帰京 旅のおみやげ

連休最終日の5/7をゆっくり自宅で過ごす余裕のスケジュール

 

●宿泊

キャンプ1、山小屋泊1、ゲストハウス1、他車中泊

車中泊スペック

・相棒はNISSAN note10年物

この旅の燃費14.5km/㍑

後部座席を倒せばほぼフラット、直線で160cm取れる。私の身長は163cm

おおよそ車中泊に適した車ではないと思われるコンパクトカーだが、北海道半周も経験して既に12万㌔走っている相棒

ホームセンターで1500円位で購入した120cm座布団タイプマットレスを敷きっぱなしにして、運転に疲れたら即ゴロン

基本的に寝るだけ、社内で調理などはしない

車中泊用の改造は一切なし

車中泊は扉1枚開ければ空の下

この気軽さを体験すると止められない

 

●荷物 キャンプ道具、登山靴ハイカット、ローカット2足、着替はたくさん。キャンプで焚き火臭くなって登山は大汗をかく。

着替は日数分では足りない(途中、コインランドリーで洗濯)

●食事 ほぼ現地調達

●入浴 毎日温泉、サウナ&水風呂(源泉かけ流しではない)

 

目次の作り方などわからないので時系列の箇条書きで

 

①片道750kmの移動

4/29(土)19時出発

ナビ情報によると尾道まで9時間750km

本州の全長が1500kmとの事で本州約半分の移動。夜走りのため仮眠や休憩を加えて18時間の想定。

この距離を「行ける」と直感したのは青森に行くより短いから。安易。

 

新東名〜伊勢湾自動車道〜新名神山陽道しまなみ海道

 

23:00 浜松SA 前線の通過に伴う雷雨に見舞われ、時間的にもここで仮眠のつもりが、目覚めたら5時間経過している車中泊熟睡選手権。

 

伊勢湾自動車道から名港工場地帯の工場夜景を狙ったが朝焼け。それもカッコいい。

新東名、新名神ともに新しい道路はコンディションがよく快適。快適過ぎて退屈。

 

6:45 宝塚SA 長めの休憩。ちょうど飲食店が開店し始め朝食。

10:00 吉備SA にはシーガルズコーナーが!

 

山陽道は適度なカーブがあり新高速に比べて走りごたえのある道でテンションが上がる。

12:00 因島下車 長時間ドライブから二足歩行のリハビリがてら因島(いんのしま)白滝山(244m)に登りはっさく屋はっさく大福を2個ペロリ。

 

大三島へ移動。因島広島県大三島愛媛県

 

大三島(おおみしま) 憧れの島キャンプ

14:30 有料道路を降りてすぐ道の駅「多々羅しまなみ公園」。この道の駅は亡き友と来た場所。

キャンプ場はいくつか候補があったが町営のところが多く問い合わせ先が土日休業の町役場などイマイチ要領を得ず戸惑っていた。

ところがなんと!道の駅で多々羅キャンプ場の当日キャンプ受付カウンターが出張って対面有人対応。昭和生まれには大変ありがたい。これが無ければ車中泊になるところだった。感謝!

・瀬戸内海ビューの眺望

・徒歩圏内に温泉施設あり

・焚き火台と焚き火シートでの焚き火OK

・オートキャンプエリアもあるが、駐車場から離れたフリーサイトもある。

静かなソロキャンプがしたいキャンプ場選びに「車両乗り入れできない」は重要な判断ポイント。オートキャンプ場は比較的荷物の多いグループキャンパーが多く、つまり賑やか、騒がしい。

欲しいものが300%揃っている。ここをキャンプ地とする!

受付完了すると思わず「やったやった」と喜びの舞

道の駅では食材が揃わずスーパーに移動して瀬戸内海産の刺し身パック(鯛・平目・鰤)を購入。

 

翌日の石鎚山は火気禁止の霊山のため、メスティンで米を炊きおにぎりの準備。朝はお湯を沸かして山専ボトルに詰める。車中泊だと「火を炊く」行為が難しいためキャンプ場の前泊で準備ができてよかった。

静かな瀬戸内海の夕暮れ、キャンプ設営の面倒くささなど何も感じない。

1番奥まったフリーサイトはソロ3組、夫婦二組、女性二人組と狙い通り子供やグループがいなくて落ち着いたキャンプサイトだった。

 

5/1石鎚山登山アプローチ編 酷道車上荒らしの洗礼

目指す登山口は土小屋口

登山口の駐車場が混むので日帰り客の帰り時を狙い午後1時に到着。路上駐車も多かったが、狙い通り帰る車がポツポツ出始めて無事に車庫入れ。

ただアクセスには失敗した。失敗ではないが「やられた」感じ。

西条からUFOラインが推奨ルートだが、後の行程でも西条を利用するため西から黒森峠を通る国道494号から石鎚スカイラインを選んだら自分史上経験のないワースト道路の酷道だった。

道幅が狭くすれ違えないため、対向車が登場するとすれ違いができる場所までグネグネと坂道バックしなければならない。という説明は山道アプローチあるあるではあるが、その距離が半端なく長い。ここで対向車が現れたら何十メートル、下手したら100m以上バックしなきゃいけないの?私無理なんですけど。

針葉樹が多いため薄暗い

山道は経験していたので恐怖や不安はありつつも明るい時間のため行けるつもりで構えていたが、この気持ちを漢字一文字で表すなら「」。

 

※車上荒しとニアミス

mont-bellショップもあるハイカラな土小屋駐車場に車を停める事ができてキャンプ道具の整理、小屋泊リュックに詰め替えなどの荷物の整理をしていざ出発!と駐車場内を数メートル歩いたところで助手席に帽子を忘れた事を思い出す(あるある)。クルリと回れ右をすると、フルフェイスのヘルメットを被った125ccのバイクに乗った男が自分の車の後部ドアに手をかけて車の中を覗いていた。フルフェイスの男は戻って来た私に気がつくと、車から手を離し急いで足漕ぎしてエンジンをかけて坂道を下って消えた。ものの数秒の出来事。「きさま、車上荒しだな!待てえ!」とは言わなかったが。

車はロックがかかっていたし、防犯対策の1つにキャンプ道具などの車の中の細々した荷物は全て毛布をかけて目隠しをしている。が、タイミング的に私がハッチバックを開けて丸見え状態でモタモタと荷物の整理をしているところをどこかから監視していて、私が車から離れた瞬間に車に近づいたと思われる(怖っ)ロックを掛け忘れていたらこの数十秒間の間でキャンプ道具の詰まったテン泊用リュックを丸ごと背負って盗まれていた可能性。

人目のある白昼の出来事だったのは幸い。盗人と出くわした場合、相手から攻撃された可能性だってある。

未遂で済んだが旅の序盤で車上荒らしの洗礼を受けた事で隙を見せない意識が高まったのも良い経験をしたと言うべきか。ポジティブシンキングにも無理がある。

 

 

5/1 石鎚山登山 頂上山荘泊編

石鎚山は明るく登り易い山だった。この日が山開きとあって頂上で山開き祭りを終えてホラ貝を吹きながら白装束に身を包んだ人たちが何組も下山してきた。なんとも情緒がある登山。

風雲たけし城のような山道も

石槌山といえば鎖

日帰りできる山でも山小屋に泊まる理由は山頂から夕陽・星空・朝陽を見る事に尽きる

夕刻までは天気が急変し風も強くガスっていたが日没時間になると素晴らしい夕焼けショーに歓喜の声が上がった。

夜は月明かりが明るすぎて星が見えないという副産物

朝は朝で美しい朝陽に感動の声、太陽が姿を見せるとジワジワと上がる温度を肌で感じ「これから1日が始まる」と明るい勇気をもらう。

 

愛媛で1番高い山から美しく染まる連なる山々を眺めていると、このどこかに4年前に他界した愛媛の友人がいるような気がして、美しいマジックアワーの感動と合わせて万感。特別な空。千の風〜に千の風〜に乗って〜。

2019年親しくしていた友人が亡くなった。家族葬は故人の希望。2020コロナ、2021コロナ、満を持して2022年は自分の父が病に倒れ予定をキャンセル。4年越し、ただの墓参りならすぐに来る事も出来たが「GWに一緒に石鎚山に登ろうよ」と亡き友と話したこの時期に来てよかった。友人を亡くしてから塞いでいた気持ちがこの朝と供に晴れた。ここに来ればまた会える。

 

友人は死んじゃったけど、全国からやってきた生きてる旅人との会話も山の楽しみの1つ。

この日は松本から来た松本さん(仮称)神奈川県から湘南ボーイ、島根から大山さん(仮称)の男性3人とおばさんの私を含めたソロ自走四人が夕食で相席し会話が弾んだ。

大山さんの「島根いいとこだよプレゼン」がとても上手で島根熱発症、必ず行きますよ。

私がこの旅で登る予定の剣山を既に経験済の湘南ボーイと松本さんからは「剣山は人気の割に駐車場が小さくてすぐ埋まるから絶対に前日入りした方がいい」と強く勧められた。

松本さんは翌朝の出発前にも「どうする事にしました?前泊しますか?」と念入りに確認(笑)。

また地元高知から頂上小屋に泊まりに来た土佐さん(仮称)からは「カツオを食べるなら土佐湾に出た方がいいでしょ」「地元の人間でもそこに行く」と真顔で言われるとそんな!食べたくなるじゃん!とヨダレが出て翌日のルートが決まった。

下山時にはアナグマに遭遇

 

5/2 カツオと酷道とワタシ

石鎚山を下山し、旨いカツオを目指して石鎚山土小屋口の西からスカイラインを経由、中土佐湾を目指して南下。途中、天空の名勝地「四国カルスト」にも寄りたかったが小屋で会話をした全員から「GWは渋滞で動けなくなるからヤメた方がいい」と忠告を受けた。

だがこの日はカレンダー上は平日。ワンチャン行けるのでは?とトライ。すれ違いが困難な道も譲り合いながら比較的スムーズに進んだが、好天に恵まれて眺めた景色は「観光写真のまんまじゃん(失笑)」と感動の薄いものだった。これは四国カルストが悪いのではなく我々山登らーが普段から絶景を見過ぎているせい。

カルストの西側から入って通り抜けて東から南下したかったが、天空ドライブと牛の放牧などメインの見どころを通り抜けたあたりで渋滞発生。5分待ったがピクリともしなかったので後続車で詰まる前にUターンできるポイントで引き返した。

「わざわざ行かなくてもYou Tubeで見ればいい秘境ベスト3」入り

・青い池(北海道美瑛)

乳頭温泉郷(秋田)

四国カルスト(高知)←NEW

いずれも「一度は訪れたい秘境特集」の巻頭を飾る人気観光地で秘境と謡いながら人の多さにウンザリするというもの。自分も行ってるので人の多さを悪く言うのもブーメランですが(失笑)だって写真で見たら行きたかったんだもん。(ブーメラン)

クネクネ道で梼原を経由し中土佐に着いたのは13時半、カツオが旨いと聞いてきたお目当ての黒潮工房は早仕舞いでガーン!!おのれ四国カルスト(自分が悪い)

気を取り直して中土佐港の久礼大正町市場に向かう。

 

ここがとても良かった。山本鮮魚店でカツオの藁焼タタキの塊をピックアップしカットしてもらいご飯とお味噌汁を付けて定食を頂く。塩をチリリとかけて、うーん旨い!美味しい!!わああ!

絶叫したくなるほど美味しかった。苦労して来た甲斐があった。

昼を過ぎた市場は店じまいを始め、翌日の剣山登山に備えて行動食のドーナツを買う。砂糖後かけの素朴な甘さでさっくりした食感、とても美味しかった。

国道439 酷道ヨサク我慢大会

中土佐から高知自動車道に乗り

16:30 大豊ICで下車。高速道路を利用したのはクネクネ道に疲れていたのとサービスエリアでゴミを捨てれること。久しぶりにアクセルを踏んで相棒もぶ~んとご機嫌。

この道を選択したのも石鎚山頂上山荘で地元民や経験者と相談した結果。ここから32号線経由で国道439号線、通称酷道ヨサクに乗る。ヨサクが酷道界のアイドルの異名を持つと聞いたのはこの旅が終わってからですが 。

 

石鎚山頂上山荘で439(ヨサク)を走るなら昼間ではなくライトオンする時間帯の方が対向車がわかりやすいなど夜走を勧められた。

夜はスピードを出すドライバーが少ない

真っ昼間はTVでじゃんじゃん紹介されているケーブルカーで登って入る有名な秘湯など、観光地を目指す運転に不慣れな県外ドライバーやレンタカー、スピードを出すツーリンググループやバスも通るためそれらの交通量が落ち着いた夕刻がいいと勧められた。

私も県外ドライバーのシティガールで鳥目のおばさんなんだけどね。

18:15祖谷渓温泉ホテル秘境の湯で日帰り浴を済ませ出発。32号線は舗装された二車線道路やホテルなど文明があるのが、439に入ると結界を越えてしまったかのように雰囲気が変わった。

落石恐怖の岩が飛び出た渓谷沿いの岩盤激狭道路、スリップして漫画のようにガードレールに激突してくれといわんばかりの湧水と落ち葉が混ざったウェットな坂道カーブ、集落の間を縫うような細道、これでも439最大の難所は避けたハズだが。。

 

酷道界のアイドルはピンではなくユニットだった。そしてセンターエースの登場。

暗闇にライトで照らされたのは、木か電柱に縄で縛りつけられ洋服を着てぐったりとした人の形をした等身大のカカシ

木からぐったりぶら下がった等身大のカカシ。ビッッックリした。ほんと勘弁してくれ。

畑の農産物を荒らす鳥獣への威嚇ではなく、交差点の飛び出し坊やのカカシ、民家の軒先で並んで座って談笑している農作業中のおばさん達風カカシなど。この集落は昔は賑わっていたがある日突然、空から舞い降りたカカシ大魔王に呪いをかけられ村民全員カカシにされてそのまま時計が止まってしまったとさ(嘘)。カカシゲシュタルト崩壊。別の種類の恐怖に入れ替わった。

この時の気持ちを漢字一文字で表すなら「」。

きっとこれは夢なんだ。私は癒しを求めて四国にドライブに来たんだ。これは夢だ、ここは別の惑星だ。

もうヤダ。時速10kmでも進めば着くだろう。既に陽が暮れたため急ぐ必要は無く安全第一、ソロ旅のため格好をつける必要も誰かに気を使う必要もない、そして運転を代わってくれる人もいない。ふふふ。

 

20:00 剣山見ノ越第一駐車場到着

Googleタイムラインによると、この日の走行距離は255km 7時間

 

ひいいいー。7時間あったら北海道だったら500km移動できてる!!

 

そしてここでも車中泊熟睡選手権。

後半に続く

 

雑記 歌舞伎初体験

2023.4.15

歌舞伎座 

素晴らしい体験をした。ん十年間生きてきて生まれて初めて本物の歌舞伎を歌舞伎座で観劇。

和装の同行者と15:45に木挽町エスカレーター前で待ち合わせをして19:35に劇場を出た私は、15:44までの歌舞伎を見たことがない人から、歌舞伎を見て感激した人に生まれ変わった。

 

 

V.league FINAL4 島津アリーナ京都 2日目 愛宕さん

バレーボール観戦と旅の記録

2023.04.8-9

2022-23 V.league division 1 MEN

FINAL 4 島津アリーナ京都 2日目

こってり濃い激戦でした。

 

その前にこのブログの主題。試合前の開催地山登りから。

 

●2日目 愛宕神社参拝(標高924m)〜島津アリーナ京都 V.league FINAL4観戦

ウルフドッグスvsサントリーサンバーズ

パナソニックパンサーズvs堺ブレイザーズ

〜帰京

 

バレーボール観戦前に山登りなどのアクティビティを行うエクストリーム観戦の記録です。

 

旅人の朝は早い。4時起床、ホテルの部屋で昨日買っておいたパンと持参したスープをお腹をに入れて、何だかんだモタモタして(定期)始発を逃し、予定より30分遅れの5時半亀岡出発。

 

 

亀岡駅から本日の登山口にアクセスする嵯峨嵐山駅までJR山陰本線で3駅7分。駅から登山口までのバスは早朝のためまだ運行しておらず、登山口の清滝まで徒歩40分、美しく落ち着いた嵐山の茶房街を早朝散策。

清々しい朝でした。宝くじを当てたら嵐山に家を買いたい。

 

愛宕神社 標高924m 

http://atagojinjya.jp/

↑素朴なWEB

片道距離4km程度、往復8km、登り2時間半(休憩やら含む)、下り1時間半=合計4時間。下山口10:50発のバスに乗れば第一試合開始に間に合う。

標準コースタイム5時間から1時間を削るタイムトライアルです。

観戦当日のモーニング登山の中では過去で1番ハードな山行となりました。

これがメインの参道。この字で合ってます。山道ではなく参道。

登り始めは傾斜がキツく息が上がります。ぜえぜえはあはあ。無理をせず、体が暖まって身体が運動に慣れるまでスローペースで歩みを進めます。スロースターター。

登山口にタクシーで乗り付けた登山ウェアではない30代とおぼしき男性三人組は途中まで私の前を進んでいましたが、彼らは30分程で息が上がり休憩が増え、途中で引き返しました。懸命な判断です。

山登りって多少の体力があれば誰でもできるけど、体内の糖質だかなんだかがエネルギーに変わるペース配分、まだゆっくり、エネルギーが回ってきたそろそろペースを上げようなど経験者は感覚で調整できるようになります。

ところどころツツジが咲いていて目を楽しませてくれました。天気もよい。ハイキング日和です。

 

半分ほど登ってきたところで視界が開けて保津峡あたりの眺望を楽しめました。ウグイスの元気な鳴き声に励まされる。

お参りではなく山登りだな(笑)半分を過ぎたあたりから傾斜が緩くなりペースを上げました。

土砂崩れで削れた隙間から桜が見えました。きれい。

途中で別の登山口からの合流地点があり人が増えましたが、朝早いせいか参拝客という装いでなくリュックを背負いストックを付くハイキングの装いが多かったです。

 

やっと神社らしい雰囲気が見えてきました。

 

門をくぐってもまだまだ階段が続きます。もう1頑張り!ゴォォォ

 

到着!

登拝!

御朱印ゲット!

 

とっとと下山!

 

信仰はもちろん、歴史ロマンを感じる情緒もへったくれもありません。御朱印を受け取るのに15分待ち、1時間で下山して着替えて化粧して10:50のバスに乗らなければ第一試合に間に合わない。何もかも朝に30分出遅れた自分が悪いのですが、30分のロスを取り戻さなければなりません!セットカウント0-2、後がない久しぶりのタイムトライアルでテンションが上がってきましたw

境内から眺めた下界、連なる山の景色。

景色を楽しめない心で山に来てはだめだな。ここで腰を落ち着けて少しチルアウト。

ぼけ〜っと何てことない景色を眺める。私はこういう時間が好きです。

 

昨日のパンサーズは大変だったな。クビアクがベンチアウト、大塚が故障離脱。この2人が抜けた穴は大きい。一晩でベストな戦略を立て直しもう1度ファイトできるかな。必ずしてくれる。

神頼みはダサいからしない(924mまで来て言うか)。私は30分のロスを自分の足で取り返す!だからパンサーズもベストを尽くせ!

熱くなり下山はスピードを上げて転がり落ちるように。

私の猛追で大木をなぎ倒したような道。

 

台風21号の傷跡かな。ここ数年の大型台風の傷跡で樹齢1000年を超える大木も根こそぎなぎ倒されている。生きて山登りしてバレー観戦をできている事に感謝。

下山はほぼトレランペース、1時間に2本しかない予定のバスに乗ることができ、駅で着替えて化粧して予定の時間に嵯峨嵐山駅を出発、島津アリーナがある円町まで3駅7分。このままアリーナへ向かえば第一試合に間に合いますが、自転車用語でハンガーノック、登山用語でシャリバテ、日本語で腹ペコ。

こうなると思考回路が鈍り観戦が楽しめません。円町のドトールでクールダウンして第一セットの途中で会場入りしました。

今日はスタンド席エンド。やっぱり、この位コート全体が見渡せるスタンド席が好きですね。

第一試合 サントリーサンバーズvsウルフドッグス名古屋戦 サンバーズの勝利。サンバーズさんが2勝で決勝行きにリーチ。

 

続いて第二試合

パナソニックパンサーズvs堺ブレイザーズ

 

ここで負けた方が決勝行きを逃す。両者譲らない本当に痺れる展開だった。

B票

https://www.vleague.jp/form/b/28247

 

昨日はベンチアウトだったクビアクは予想通りスタメン出場。やはりこの試合に標準を合わせてきた。残念ながら大塚はベンチアウト。そして垂水もベンチアウト。

パナソニックパンサーズスタート7

深津オミ−クビアク−エバデタン−清水−仲本−山内 L伊賀

堺ブレイザーズ スタート7

深津アキ−迫田−竹元−バーノン−出耒田−樋口

L山本智大

 

ブレイザーズは昨日ベンチだった出耒田がスタメン出場。序盤から高さのあるクイックで脅かし樋口と2人でボコボコブロックで威嚇してくる。そしてこの日絶好調だったのは迫田。サーブが走りまくり手も足も出ないような鋭いサーブをライン際にズバズバ決めてくる。迫田のサーブスコア。

24打数 5得点 3失点 8効果 効果率26.0%

怖ろしい子!ジャパン山本智大も会場を湧かせました。決まったでしょ、いや決まったでしょ!!!いうスパイクにぶち当たって、ぶち当たるだけでなくふあっとAパスで返し攻撃の選択肢を減らさない。くっそお。私がセッターなら「美味しい〜ごっつぁんです」とヨダレを垂らすようなパス。

この試合、第1セットからデュース、どのセットでも堺が6点、5点を先行しパナが追いかけひっくり返す流れ。どちらのファンにとっても胃が鍛えられる展開でした。6点、5点をひっくり返すにはブレイクしかありません。

これぞバレーボール!!と叫びたくなるパナのトータルディフェンス、息の合ったフロアの連携、極上のトランジション大好きです。中でも、ようやく永野から正リベロの座を奪った伊賀ちゃんの活躍が印象的でした。JPN山本ほど派手さはないが、全員が(特にクビアクが)ハッスルしがちなチームでぶつからず、「そこにいたか!ありがとう伊賀ちゃん!」とチームを救うようなポジション取り。

 

また途中出場の西山もチームに勢いを与えました。終盤でリリーフサーブで登場すると鋭いエース。サーブスコア

8打数 2得点 3失点 2効果 効果率21.9%

西山を好きにならない人はいません。(断言)

 

と、この辺まで書いてブログを放置してたので詳細は忘れましたが、自分が見た中では間違えなく今季イチのベストゲームでした。

 

 

愛宕神社  京都府警の注意喚起

https://www.pref.kyoto.jp/fukei/anzen/tiiki/sangaku/atagosan.html

救助事案が年間約20件前後発生しています。道迷いする事などまずない参道で、山歩きに慣れていて自分のペースを知っていれば何てことはないトレッキングコースですが、ド素人が舐めてかかると4時間では攻略できません。準備をしてから登った方がいいでしょう。

 

 

FINAL 4 島津アリーナ京都 1日目

バレーボール観戦と旅の記録

 

2022-23 V.league division 1 MEN

FINAL 4 島津アリーナ京都

2023.04.8-09

 

●1日目 島津アリーナ京都 V.league FINAL4観戦

ウルフドッグス名古屋vs堺ブレイザーズ

パナソニックパンサーズvsサントリーサンバーズ

〜亀岡STAY

 

0日目の記録 

前日は滋賀県で過ごし京都に移動すると、ゴールデンウィークの京都は観光客でごった返し駅の案内も見えない程。

特に何もせずこの日は会場へ直行。

寂しい客入りだな…

 

パンサーズのファンなのでパンサーズ目線で。

両チーム整列。

ん?おや?1,2,3,4,5,6…14人いる!いるけど!クビアクいないやんけ!!!というザワザワから始まった。

 

まーいないのは仕方が無い(物分りはいい方)

パナソニックパンサーズ スターティング7

深津オミ−大塚−エバデタン−清水−山内−仲本 L伊賀

大塚はクビアクの対角に入る場合5番(OPの隣)に入りますが、クビアク不在で2が大塚、5仲本。

仲本頼んだぞ!

仲本はこういった星の下に生まれてきた。

2020-21 ファイナル3、船橋アリーナ。ウルフドッグス戦。試合中にクビアクが不調を訴え離脱。交代して入ったのが仲本だった。このゲームこそ落とすが直後に行われたゴールデンセットというワンチャン勝負をもぎ取りパンサーズは決勝に駒を進めた。

この時の仲本のスパイク決定率は7打数無失点6得点85.7%。仲本様々の活躍。

https://www.vleague.jp/form/b/26667

福澤パリ海外赴任の末チームに戻らず、福澤不在の間クビアクの対角を努めた久原翼は不調離脱の末、引退。そこでお鉢が回って来たのも仲本だった。

この2シーズンはスーパールーキー大塚が大学と行ったり来たりしてる関係で、大塚合流後はポジションを奪われる形に留まり、何となく順調に出世しているように見えないのが残念だが(^_^;)、即戦力のスーパールーキー達にはない仲本の武器は、後衛のディフェンス面でクビアクを再現できる点にある。パンサーズには大砲がいない。元大砲の清水はテクニカルゴリとして活躍中。ハイッセットを上げておけば決めてくれる剛腕打者はいないが、今のパンサーズの強みは3人のフロアディフェンスが美しいハーモニーを奏で、トランジションから複数攻撃で得点するところにある。

計画的スタメンではなく、現場指導でクビアクとハモれるレベルを要求され叩き込まれた仲本は当初こそ「どうしたらいいかわかりません」と顔に書いてあるようなウルウルした目でクビアクを見ては、クビアクにあっちに行けこっちに行け(ゲーム中のポジショニング)とアゴで使われ、ボヤボヤするなお前が迷えば周りが迷う!と雷を落とされる事もしばしば。そうして体に染み付いた黒猫印のフロアディフェンス。

この日はクビアク不在の中でパンサーズは本当によいゲームを展開した。

 

相手はOPにムセルスキー、MBポンちゃん、OHアラインと攻撃手各ポジに外国人を配置のフルメン。馬力も高さも相手に部があるように見えるが中堅核の仲本、実はまだ内定の大塚が穴を束になって固めた集成材のような強さで支えた。

実はまだ内定の大塚が、ベテランの深津や清水にさえ別け隔てなくピタピタとボディタッチをして群れを意識させる。大塚仲本の2人は意識して賢明にパンサーズは最強であると誇示していた。

逆に見た目通りベテランのオミ、持ち前の顔面の良さに世界ベスト8の一線で熱い経験をして戦う男の顔になった山内、そして清水らベテラン猫ズが精神面を若手に支えられて自分の仕事に専念しているようにさえ見えた。

序盤でリードされてもブレイクのチャンスで連続得点。

第一セットから息つく間もない31-29の大接戦で惜しくも落としたが、クビアク不在でこれだけできる相手に慌てたのはサントリーさんの方だと思う。第二セット第三セットをパンサーズが取り返し、勝機は完全にパンサーズの手にあった。

が、悔しいいいいい。勝てた、サントに勝てた!第4セットで大塚が負傷退場。交代した垂水はVリーグデビュー。攻撃面で自分に上がったボールのショットこそ決めたが、パンサーズの生命線である完成されたトランジションのグルーヴを再現するには準備が無さすぎた。この内容で垂水の評価をしないと思うけど、垂水のポテンシャルはこんなもんじゃない。

ああ悔しい!

31-29

22-25

23-25

25-22

15-9

B票

https://www.vleague.jp/form/b/28245

●宿選び

首都東京で生活しているので、わざわざ旅に出て鉄筋コンクリート高層ホテルには泊まりたくない、この手の大型ホテルはエレベーターが長くファミリー層、ツアー客が多く賑やかで人との接触も多くそれが自分はストレスになるとわかっているので避けている。

 

書いたものを見返すと完全に老害のイチャモン。

 

色々な旅の型を経験をして、予算の中で何を優先して自分がどんな旅をしたいか絞れるようになった。明日は早朝から愛宕神社に登るためホテルでは寝るだけ。アクセスと値段だけで亀岡駅から徒歩で30分以上かかるビジネスホテルを予約、それでも写真で見るとシングルルームは危険を感じツインにしたが、まあ酷いもんだった(失笑)壁紙はヤニだらけ(自分も喫煙者なのでしょうがない)、部屋のドアは丸ノブに鍵を差すタイプで悪い人なら簡単に壊せる。お湯を沸かす電気ポットはあるがコンセントがテレビの横にしかないため、ポットを置くとテレビが見えない。フロントは…まあ色々。

久しぶりだな…こういうホテル。パンサーズがああいう形で悔しい負け方をしたせいもあり不満が爆発。リネン類はクリーニング済で清潔だったおかげで文句をいいつつも熟睡(失笑)

 

翌日に続く

 

 

V.leagueFINAL4 島津アリーナ京都 0日目

バレーボール観戦と旅の記録

2023.04.8-9

2022-23 V.league division 1 MEN

FINAL 4 島津アリーナ京都

 

●0日目 滋賀県琵琶湖南東エリア散策〜大津STAY

●1日目 島津アリーナ京都 V.league FINAL4観戦〜亀岡STAY

●2日目 愛宕神社参拝〜島津アリーナ京都 

V.league FINAL4観戦

〜帰京

 

今季のレギュラーラウンド中は仕事が忙しく、ここ数年恒例となっていた京都ステイ・京阪電鉄で行くパナソニックアリーナ(パナアリ)観戦の機会がありませんでした。

スケジュール表を見ながら「まだFINAL4京都がある、それまで仕事を頑張ろう」と眉間にシワを寄せ仕事に打ち込み、ランキング表を見ながら「今年のパンサーズのFINAL進出は難しいかも…」とやっぱり眉間にシワを寄せて仕事をするフリをしてました。

パンサーズのFINAL4進出決まったのはレギュラーラウンド最終週。4強入りを争う堺・東レにやっと最後に追いつき、後半調子を上げてきたテクトを振り切りギリギリその切符を手に入れました。

 

1位ウルフドッグス名古屋 26勝10敗75P

2位サントリーサンバーズ 25勝11敗71P

3位パナソニックパンサーズ 24勝12敗77P

4位堺ブレイザーズ 24勝12敗71P

 

数年前の謎のポイント順ならパンサーズが優勝やんけ、などとたらればを言っても仕方がありません。メンバーの入替えもあり前半戦で不安視していたシステムの精度を上げて終盤に4強入りのプライドを見せたパンサーズはカッコ良く、他チームのファンから「さすがパナ」と言われて鼻が高かったです。

 

●0日目 大津STAYがとても良かった

大津STAYの翌朝に琵琶湖湖畔を散歩

 

さて、パンサーズも切符を手に入れたので私も有休という切符を取らねば。

有給申請という切符は年度末のドサクサに紛れ込ませて前日金曜日を含めて久しぶりに三連休を獲得。

しかしその頃は既に春の京都の安宿は押さえられ、旅行支援も終了。昨季利用した素泊まり5500円の四条の格安(でもキレイで親切)極狭14㎡ビジネスホテルシングル素泊まりが1万円、中心部の町家をおしゃれにリノベしたゲストハウス実質カプセルホテルでさえ1.2万円。gotoキャンペーンで泊まった22㎡ツインルームはお姫様価格。

gotoキャンペーンや旅行支援でいい気になってた財布で来るな貧乏人と言われた気持ち。これが京都か…敗戦理由は実力の差、みたいな完敗。これは混んでいそうだ。そこいら中が原宿竹下通りのようになっていそうだ。それはチョット…。(負け惜しみ)

そこでチョイスしたのが京都のお隣の滋賀県。旅行支援「今こそ滋賀を旅しよう」もまだ枠がありそう。

大津駅から島津アリーナ京都まで16km、電車で40分、徒歩3時間。朝8時に出発して徒歩でも余裕で第一試合に間に合う。

 

大津、琵琶湖南東エリアのすごし方

・天気が良ければ大津の人気ハイキングコース「金勝アルプス」を歩きたい。(所要時間5時間)

・ハイキング日和でなければ安土城跡に登りたい。(2時間)

・土砂降りだったら映画でも見て銭湯にでも入って宿でしっぽり、という3つのプランを用意。

生憎この日の大津市の天気予報は3日前からずっと変わらず雨予報、降水確率90%、1日の降水量60ml、風速2〜6。

土砂降りでないけど一日中シトシト降りまっせ。

という事で2番目の安土城跡散策と3番目の宿でしっぽりプランにしました。

 

本命の金勝アルプスハイキングの計画で早朝に南草津駅に着くの夜行バスを利用。安土城の開門は8:30。夜行バスで疲れた事もあり10時まで彦根スーパー銭湯で仮眠しました。夜行バスを利用するのは1日を長く活用したいためでお金が無いわけではありません!(無いけど)

南草津彦根まで電車で約1時間

彦根→安土まで電車で17分

 

安土駅

駅前の写真映えしない信長公像

もうちょっと、背景に樹木を植えるなど気を使って上げて欲しかったな〜。

駅の周りは特に何もありません。資料館で安土城の模型で概要を確認して城下町をプラプラして約30分。

 

安土城

公式WEB

https://www.azuchi-nobunaga.com/

山慣れしてなければうんざりするような階段は導入部の大手道。標高199m目指してクライムオン!

 

羽柴秀吉邸跡

石垣だけが当時のもの。

 

天気がいいに越したこたーないですが、霞がかった山の中の幻想的な雰囲気が好きで、雨でも行き先に山を入れました。

足を止めて解説を読んでいるとズブズブと泥濘みにはまっていく信長の呪い。

登頂!

ここに地下1階地上6階の巨大天守があったんですね!羽柴さん家に比べると明らかに巨大な束(だか杭だか柱)が上に乗っかっていた建物の重量を想像させます。

当時の建築技術の最高峰をいったそうですが、その苦労もろとも築城わずか数年で焼失。もったいねえ。何で燃やしたかな(原因ははっきりしてないそうです)。

 

重機やクレーン車もない時代に人力で標高199mまで太っとい柱や資材、豪華な装飾を運んで建築するの国家イベントで大変だったろうな。現存していたら確実に安土駅に快速が止まり町が栄え、後世に生んだ財産で立派な銅像が建ちスタバでも出来ていて賑わってたんじゃないかな。

 

個人的に現代の資材で再建築したレプリカよりも「無くなっちゃったんだ」感がリアルな城址の方がロマンを感じますが、無くなっちゃったんだねーー。燃えちゃったんだねーー。

 

もっとも有名な戦国武将の1人でもある信長のお城を再建築できなかったのも、この立地とものの巨大さが理由なのかな。知りません。

※正確な設計図が残っていないため、テキトーには復元できないそうです。

晴れていれば琵琶湖が見えるそうな。

甲賀から移築した建築物もありますが、あまり手入れがされていません。

全体的に欲がない安土山。

基本は山歩き。滋賀県には山城が沢山あるのでまた来たいなー。

信長のサインを貰って終了。何か旅の記念が欲しいけれど物が増えるのがイヤなので、自分への土産はもっぱら御朱印になりました。

ありがたいお言葉を頂いたり、色々なところに行ったなーと見返すのも楽しみ。

 

大津の洗練された町家リノベ宿で過ごす

3月決算までよく働いてカイシャの売上に貢献して期末ボーナスもちびっと出たので普段より少しばかり宿の予算を上げました。

ビジネスホテルではなく呉服屋の大旦那の屋敷をリノベーションした宿のスーペリアツインルーム(43.5㎡)をブック。歴史の深い街に馴染む建築に新しい価値観を加えた、昨今流行りのおしゃれリノベホテル、一度は経験してみたかったというのも理由。

宿の名称を出すと評判に直結してしまうので出しませんが、洗練された見た目のデザインだけでなく古い建物特有の構造の軋みもなく、断熱材も入って隙間風が入りそうな窓周りも完璧にリノベされ、ストレスの無いとても良い空間でとても良い時間を過ごしました。

プランに夕食設定はなく朝食のみ。

 

しかしですね!ここで宿に求める価値観が変わるような経験が待っていました。駅の近くでニシン蕎麦(大好物)を頂いてお腹を満たしたら宿に帰ってからは晩酌程度でいい。一人旅だし豪華な夕食は必要ないんですね。

そこで宿のコンシェルジュから教えていただいたのが地元商店街のお漬物屋さんの八百与さん。

種類がいっぱいで楽しすぎる!!写真は一部です。

そして庶民価格。お味の方も塩気がまろやかなのは塩漬けにした後に麹に漬けてるせいか。とても美味しい。小さなパックもありお宿で食べるのに丁度いい。

 

続いて滋賀のお酒はここで揃うと教えていただいた酒屋さん、小川酒店。

「旅の者だが地元の良い酒を探すならここを訪ねろと聞いた。地元のよい酒を教えてくれまいか」なんて偉そうな口振りではありませんが、大量の銘柄から選べずに女将に訪ねたところ、予想外の返しが返ってきた。

「出身はどちらですか〜?千葉県?それなら千葉のお米で作った滋賀の蔵元のお酒がありますよ〜これを買いなさい。この造り手さんは凄く情熱的で熱いの(笑)」

辛口とかコクとかキレとか酒のウンチクではなく、大量の銘柄の中から旅人の懐にスッと入る一本を取り出した。千葉のお米は有名な米どころと違って全国流通していないけれど、粘りっこくてとても美味しい。スーパーでは売ってないので、わざわざ車を出して千葉の道の駅まで買いに行って精米している。

熱い造り手というのも琴線に触れる。

「出来るな女将!」と感激の即決。ツマミに勧められたドライフルーツは奈良名産の柿と同じく近畿地方は和歌山のミカン。旅人の地元と旅先のなんちゅうマリアージュ!買い物を決めたその後も女将が楽しい話を聞かせてくれて、地域クーポン4000円を酒とツマミに錬金。思わず酒屋さんで楽しい時間を過ごした。

その足でJR大津駅付近まで戻って揚げたて近江牛のコロッケを購入。雨も上がり早く宿で晩酌したくてしたくて急いで宿に戻る。

作り手の気持ちが詰まった美味しいものしかない!至福じゃーー!(晩酌を想定して皿はリュックに積んで持ってきた)

 

翌日VFINAL4観戦

 

 

特急あずさで行く松本総合体育館日帰りの旅

20221127 松本総合体育館

V.league VC長野ホームゲーム

VS パナソニックパンサーズ

 

信州のアイドル、アルクマ君

 

バレーボール観戦と旅の記録

2022年11月27日(日)の記録です。

ブログのアップが2月になってしまいましたが、今年は10年に1度の大寒波襲来などもあり、これから紹介する特急あずさの車窓から眺める景色は今頃は雪と氷に覆われて真っ白で巨大な壁になって見頃でしょうという言い訳を添えて。

 

中央線特急あずさ 定価運賃より30%引きのトクだ値30を利用

新宿→松本間 4,620円×2

首都東京から日帰り1万円以内で大自然を味わえる電車の旅。

 

あずさと言えば昭和生まれなら必ず歌う

はあちじ(8時)ちょおおどの、でなく7時30分新宿発のあずさ3号が私の定期便。

あずさ3号は千葉駅から出発、総武線船橋錦糸町と停車します。私は総武線沿線民なのでこらが便利。

 

あずさから山岳ショーを楽しむためには、松本に向かって左側の席を取るのが掟です。D席です。鉄の規則と書いて鉄則です。

まずその前に川霧から。火事か?と見間違うほどスモーキーな景色が広がっていました。

調べたところ川霧発生率が高いようです。石和温泉あたりだったかな?温泉の湯気かとも思いました。このフォッサマグナ界隈の温泉はトロトロした肌触りで大好きです。※温泉の湯気ではなく川霧だってば。

 

 

ここで日本の山標高ベスト6+1 なぜベスト6+1かって?バレーファンだからです。

①富士山 3776m

北岳 3193m←南アルプス

③奥穂高 3190m←北アルプス

間ノ岳 3190m←南アルプス

槍ヶ岳 3180m←北アルプス

悪沢岳 3141m←南アルプス

赤石岳 3120m←南アルプス

 

新宿を出発してまずお目見えする南アルプス

間ノ岳3189農鳥3026あたりでしょうか?

標高の低い山はまだ紅葉が楽しめますが3000m級の山々はひと足早く冬を迎えて狙い通り冠雪してます!(興奮)

続いて富士山3776

さすが真っ白です。(完全逆光)

あずさの窓越でスマホ撮影なのでボンヤリしてますがとてもお美しい。

暫く3000m峰の壁が続きます。

窓から覗き込まなければ頂上まで見えない大きな山塊は日本NO.2の北岳3193と鳳凰山仙丈岳3033かな?

あの壁の向こうに何がある、

進撃の巨人でしたっけ?

この巨大な壁の向こうにはおそらく、中央アルプス、名古屋と長野を結ぶ「特急しなの」が走っていている。いつか乗りたいな特急しなの。

 

これはワカル!甲斐駒2967

この日は日曜日のため、日帰り登山範囲の山梨県内で行楽客の皆様が下車すると車内が空きました。空いた右側の座席に移動!

八ヶ岳です。2500m位でしょうか。

右へ左へバタバタしていると車掌さんから「切符を拝見しまーす」と声をかけられます。指定席ですからね。。でも「八ヶ岳見たくてー席は向こうで‥」と訳を話せば「あー、ゆっくり楽しんで下さい(にっこり)」と柔軟に対応して頂けました。ありがとうございます。あずさのそれぞれの座席の上には「予約済・空席」とわかるランプが点灯しています。

 

諏訪湖周辺やバレーボールファンにはお馴染みの地名「岡谷」あたりの線路周辺は開発されていてビルもあり景色が楽しめません。ちぇ。

松本の手前からまた景色が開けて左側に北アルプスが登場するのですが、この日はあいにく行きの時間はガスってて見えませんでした。帰りに松本駅の観光案内所から眺める事ができました。

山岳を背負う都市、いい景色だなあー。景色を眺めるだけであずさに乗った甲斐があった。

真ん中の飛び出している山が松本のシンボルでもある常念岳じょうねんだけ2857m。このブログのアイコンにもなっている山です。

写真ではわかりませんが常念岳じょうねんだけの左に日本No.5の槍ヶ岳3180の槍先がちびっと見えるらしい。。。

 

登った事がある山を別の山や街から眺めると格別なんですよ。常念岳は初めて本格的なソロ縦走をした山なので特に思入れがある山です。キツかったけどそれを全て忘れる最高の景色。この雲海に浮かぶ右の山が常念岳

ちなみに松本城常念岳のベスト撮影スポット。この写真も以前VC長野観戦の際に立ち寄りました。

あの壁の向こうに何がある(本日2度目の進撃の巨人)→富山県です。この時は日本海側は大雪に見舞われましたが、松本市内はこの壁がブロックして守られていました。

 

10:23松本着

そんなこんなで車内でお弁当を食べる余裕などなく松本駅でお蕎麦を食べてから体育館へ向かいました。

あずさはお弁当の車内販売が無くなってしまったので停車時間の長いどこかの駅で駅弁を買えたらな〜。

松本駅バスターミナルにはアルピコ交通草間彌生バス。

彌生バスを見ると「松本に来たな〜」と実感します。

またちなみに

松本市美術館の庭には草間彌生さんの作品が犬のように転がっていて外からでも鑑賞できます。

 

 

毒々しい(笑)松本市美術館Vリーグ観戦で立ち寄りました。あの時は小澤翔(現東海大監督)が引退するってんでシーズン後半に慌ててあずさに乗り込んだんだっけ。。

 

松本駅からはバスに乗り換えて体育館へ向かいます。ルートが複数あるので私はだいたい松本駅に着いてからGoogle Mapでルート検索をし、体育館へ向かいます。バスの場合は所要時間3,40分〜。市街なので渋滞する事もあります。1度歩いた事がありますが1時間以上かかるのでおすすめはしません。

この日は駅前のターミナルを過ぎてターミナルのあるアルピコプラザへ。

http://www.alpico-plaza.jp/shop/travel/

 

アルピコプラザは飲食店やお土産売り場もあり適度に時間が潰せます。

バスは交通系ICカードが使えないので、ターミナルの券売機で買うと安心。

https://shisetsu.mizuno.jp/m-7616/access

 

松本総合体育館着

今でこそ各チームがホームゲーム作りに力を入れるようになりましたが、自分が知る限りVC長野はどこよりも早くホームゲーム作りを熱心に行って来たチーム。過剰な演出ではなく手作りで、今までVリーグチームがなかったこの松本で、国内TOPリーグの大会を開催しようと笹川GMの情熱が作ってきた大会。体育館の周りにノボリを立てたのもVC長野はかなり早かったのでは。今までどこの会場も会場に入るまでどこで試合をやってるかわかんなかったんだよ。だから私はV1参入以降続けてVC長野のホームに通う。松本ホームを応援しています。

 

三輪ちゃん。

2階ホールでは選手のパネルがお出迎え。ファンクラブ特典で早い時間に入場。

 

美術館も松本城も眺めに行くぐらいの時間はありましたが、バスで浅間温泉まで行って日帰り温泉でひとっ風呂浴びる事もなく、仕事が忙しく疲れていたので今日は早めに会場入りしてグッズを物色したりアリーナグルメを物色したり会場で過ごしました。これができるのもVC長野ホームの楽しいところ。

グロッテポーチ。これは会場ではなくネットで購入したものですがお値段以上に手が混んでいて普段から使っています。(パンサーズのファンなので鞄の中に節操ない)

VC長野ホームと言えばすっかりお馴染みのご当地プリン。グロッテも大好きな名物のプリンも売り切れ前に買えました。

 

もうここまででかなり満足したので今日は何しに来たんだっけ?状態。そうだクビアクを見に来たんだ。

試合前のコート外では今季からVC長野の指揮を採る川村監督が元チームメイトのパンサーズベテランメンバーと談笑したり、クビアクに抱きつかれたり。川村監督は元パンサーズの選手であり優勝監督でありクビアクを日本に連れてきた人物。これからVC長野をどんなチームにデザインするか楽しみです。

 

 

焼き芋みたいなマスコットはチームマスコットのグロッテより目立ってる松ぼっくりの妖精まっくん

 

ハーフタイムには地元農業と提携しているVC長野オリジナルの焼き芋をもぐもぐ。ほら、まっくんに似てる。この焼き芋、砂糖に漬けこんだのかっちゅう位蜜蜜しくて甘〜〜〜い。そして熱っつい。口の中を火傷したくなかったら試合前に購入しハーフタイムで食べることをおすすめします。

 

試合の方は1-3でパンサーズの勝利。VC長野は負けてはしまいましたが第3セットを27-25のデュースでもぎとるなど見応えのある試合をホームで見せました。

B評

https://www.vleague.jp/form/b/27729

 

パンサーズは序盤はサーブで池田幸太を崩しキーマンを押さえる事に成功しますが、中盤からターゲットを中野ドラゴンに変えると池田幸太が本来の破壊力を発揮する。サーブで崩しておきながらブロック戦術がハマらない最近のパンサーズにはもどかしく思う。逆に上背のない中野や下川にブロックで止められるなどブロック総数では長野が僅かに上回りました。中野は地元、創造学園が産んだユーティリティプレーヤー。V2の埼玉アザレアから移籍して今季から長野で活動中。長野県民はそれが誰だか知らなくても「創造学園のコ」と知れば、県民の息子に転換する県民性。同じく移籍してきたリベロの備も高いサーブレシーブ成功率でチームに貢献するだけでなくキャラがチームに馴染んでいる。

またサーブで攻められパスが乱されてもセッター下川もよく踏ん張り配球を散らしたと思います。アラウジョだけには絞らせない。

長野の魂、MB森崎のスパイク決定率は8/12の決定率66.7%

新人MB三輪は13/20で決定率65%

当然警戒されショートサーブで狙われても3-2-1(受数−優−良)の成功率83.3% 

三輪はこの2連戦でVリーグのスパイク決定率1位になりました。サーブターゲットにされても関係ない。笑えますね。

 

三輪の笑えるところは、例えば「ふじりー」のような相性のよいセッターを必要とせず誰がセッターでも打数が多い。BパスだろうがCパスだろうが自分がサーブターゲットにされようがトスが低かろうがタイミングが合わなかろうが悪球をものともせずニコニコしながらシャっと決める。決めてニコニコする。

感想:何なんだ(笑)

V1リーグで活躍する三輪選手や小川選手(WD名古屋)らを排出した明治大学は見ていて楽しい。全国の大学の中で最もレベルが高い関東一部リーグに昇格してからかれこれ10年以上経ちますが、選手が入れ替わっても常に新しいユニークな個性を放っている。

 

明治大学男子バレーボール部

大げさに言っちゃうと、明大バレー部は2020TOKYOで金メダルを獲ったフランスチームに存在が似ている。

明大はフランスに似ているとは以前から言い続けていたのだが(誰にも相手にされなくても)フランスがオリンピックで金メダルを獲っちゃったから話が大げさになっちゃっうんだ。

2015年

https://twitter.com/kyo1m62/status/624972008036564992?t=MWKmD2CsyPswe3mbk4VGeA&s=19

 

・何で強いかわかりにくい

わかりにくい

1発でドカンと決めるよりチクチク繋いで得点を積み上げる

・破壊力の高いザ・エースが存在しない

伝統的にスパイカーの基本体型がもやしっ子(池田颯太)

・トータルディフェンス

トータルディフェンスという言葉が一般的に使われる以前から明治はトータルディフェンスに取り組んでいた。

ブロックワンチのボールの落下点をブロッカーがコントロールしてるかのようにフロアディフェンスに余裕があり、攻守の切り返しが柔軟でトランジションに滅法強い。

・ポジションにありがちなスキルの偏りが小さい。

6人全員平均的にパスが上手い

OPもMBもレセプションが自然

リベロがセカンドセッターの役割をする

個人の閃きを他の選手が共有するのが早い

MB(三輪)がチャンスボールをダイレクトで叩くフリしてセッターにフェイクセット→セッターがツーを打つフリをしてフェイクセット→最終的にMB(三輪)が打ってニコニコする(鼻から血飛沫が出る程バカウケ)

リスクマネージメントが上手い

サーブで崩されても何てことなくMBがクイックに入っている

パサーのせいにしない、セッターのせいにしない

Aパスでしかクイックが使えないならAパスの範囲を広げればいい(とベラスコも言っていた)

何ならあえてBパスを入れて相手ブロッカーを誘惑している節すらあった

スパイカーのせいにしない

スパイカーが打ち切れないで相手がボールを繋げてもディフェンスに自信があるため、お楽しみはこれからさ

ブロッカーのせいにしない

ブロックでシャットしなくてもワンチを取れば繋がる、相手のコースを絞れればレシーブが反応する

1発で決めなければいけないというプレッシャーが小さい

ミスの少ない低リスクのサーブでブレイクできるサーブを持っている(池田)

見ていて楽しい、小さいチームが巨大な相手に勝つために工夫した「誰のせいにもならない次の手があるシステム」が楽しさを製造している

 

・ずる賢い

「相手がストレートを打ってくるようなディフェンスをしたらまんまとハマった」大学生時代の小川の発言。策士め。生存競争を生き残るのは筋骨たくましい大型肉食獣だけではなくずる賢いサル。

 

それが強制的にやらされるバレーではなく、飄々として自由で、くだらないと思えるアイデアを次々繰り出し、笑い合う。馬鹿馬鹿しいと見えることもずる賢くやり抜き(新や小川)軽く笑えるユーモアとミスをチャラにする幅広い心、僕らは自由を、僕らは青春を、気持ち良い汗を、消して枯れない涙を

親父達ばばあ達が愛して止まない奥田民生のイージューライダーが持つ哲学を感じるチーム。

仲間と程よいスピードでどこまでも笑いながら走り続ける終わりのない旅。

世代で全国ベスト3に入る面白バレー部は10年前には国内に存在しなかった。高校生も日本代表もみんな強制的に死物狂いで走らされ、壁に跳ね返されるバレーをしてきた。

コロナのせいで池田や三輪が最高学年になった明治大学バレーボール部は、パンデミック前と同じとはいかずに消化しきれない感情も残ったと思う。彼らに無くても私には大いにある←。

彼らが今日もバレーボールという面白スポーツを謳歌する姿を見ることができて、日帰りで松本まで来た甲斐があった。明大バレー部はフランスに似ている、VC長野もこの壁の上に立つ日が来る。

 

なかなか簡単にはいかないクラブ事情がそこにはあるとお察ししますが、私は私の目で見ている彼らの活動を応援し続けたい。

 

 

おまけ

帰りの松本駅ホームで信州のアイドル、アルクマくんに会いました。これはあずさでなくたぶん篠ノ井線の車両。

信州の魅力をクマなく伝えて歩く信州リンゴを被ったアルペン(山岳)好きのクマさん