第53回暇つぶし杯

バレーボール観戦と山旅と湯の記録

V.league FINAL4 島津アリーナ京都 2日目 愛宕さん

バレーボール観戦と旅の記録

2023.04.8-9

2022-23 V.league division 1 MEN

FINAL 4 島津アリーナ京都 2日目

こってり濃い激戦でした。

 

その前にこのブログの主題。試合前の開催地山登りから。

 

●2日目 愛宕神社参拝(標高924m)〜島津アリーナ京都 V.league FINAL4観戦

ウルフドッグスvsサントリーサンバーズ

パナソニックパンサーズvs堺ブレイザーズ

〜帰京

 

バレーボール観戦前に山登りなどのアクティビティを行うエクストリーム観戦の記録です。

 

旅人の朝は早い。4時起床、ホテルの部屋で昨日買っておいたパンと持参したスープをお腹をに入れて、何だかんだモタモタして(定期)始発を逃し、予定より30分遅れの5時半亀岡出発。

 

 

亀岡駅から本日の登山口にアクセスする嵯峨嵐山駅までJR山陰本線で3駅7分。駅から登山口までのバスは早朝のためまだ運行しておらず、登山口の清滝まで徒歩40分、美しく落ち着いた嵐山の茶房街を早朝散策。

清々しい朝でした。宝くじを当てたら嵐山に家を買いたい。

 

愛宕神社 標高924m 

http://atagojinjya.jp/

↑素朴なWEB

片道距離4km程度、往復8km、登り2時間半(休憩やら含む)、下り1時間半=合計4時間。下山口10:50発のバスに乗れば第一試合開始に間に合う。

標準コースタイム5時間から1時間を削るタイムトライアルです。

観戦当日のモーニング登山の中では過去で1番ハードな山行となりました。

これがメインの参道。この字で合ってます。山道ではなく参道。

登り始めは傾斜がキツく息が上がります。ぜえぜえはあはあ。無理をせず、体が暖まって身体が運動に慣れるまでスローペースで歩みを進めます。スロースターター。

登山口にタクシーで乗り付けた登山ウェアではない30代とおぼしき男性三人組は途中まで私の前を進んでいましたが、彼らは30分程で息が上がり休憩が増え、途中で引き返しました。懸命な判断です。

山登りって多少の体力があれば誰でもできるけど、体内の糖質だかなんだかがエネルギーに変わるペース配分、まだゆっくり、エネルギーが回ってきたそろそろペースを上げようなど経験者は感覚で調整できるようになります。

ところどころツツジが咲いていて目を楽しませてくれました。天気もよい。ハイキング日和です。

 

半分ほど登ってきたところで視界が開けて保津峡あたりの眺望を楽しめました。ウグイスの元気な鳴き声に励まされる。

お参りではなく山登りだな(笑)半分を過ぎたあたりから傾斜が緩くなりペースを上げました。

土砂崩れで削れた隙間から桜が見えました。きれい。

途中で別の登山口からの合流地点があり人が増えましたが、朝早いせいか参拝客という装いでなくリュックを背負いストックを付くハイキングの装いが多かったです。

 

やっと神社らしい雰囲気が見えてきました。

 

門をくぐってもまだまだ階段が続きます。もう1頑張り!ゴォォォ

 

到着!

登拝!

御朱印ゲット!

 

とっとと下山!

 

信仰はもちろん、歴史ロマンを感じる情緒もへったくれもありません。御朱印を受け取るのに15分待ち、1時間で下山して着替えて化粧して10:50のバスに乗らなければ第一試合に間に合わない。何もかも朝に30分出遅れた自分が悪いのですが、30分のロスを取り戻さなければなりません!セットカウント0-2、後がない久しぶりのタイムトライアルでテンションが上がってきましたw

境内から眺めた下界、連なる山の景色。

景色を楽しめない心で山に来てはだめだな。ここで腰を落ち着けて少しチルアウト。

ぼけ〜っと何てことない景色を眺める。私はこういう時間が好きです。

 

昨日のパンサーズは大変だったな。クビアクがベンチアウト、大塚が故障離脱。この2人が抜けた穴は大きい。一晩でベストな戦略を立て直しもう1度ファイトできるかな。必ずしてくれる。

神頼みはダサいからしない(924mまで来て言うか)。私は30分のロスを自分の足で取り返す!だからパンサーズもベストを尽くせ!

熱くなり下山はスピードを上げて転がり落ちるように。

私の猛追で大木をなぎ倒したような道。

 

台風21号の傷跡かな。ここ数年の大型台風の傷跡で樹齢1000年を超える大木も根こそぎなぎ倒されている。生きて山登りしてバレー観戦をできている事に感謝。

下山はほぼトレランペース、1時間に2本しかない予定のバスに乗ることができ、駅で着替えて化粧して予定の時間に嵯峨嵐山駅を出発、島津アリーナがある円町まで3駅7分。このままアリーナへ向かえば第一試合に間に合いますが、自転車用語でハンガーノック、登山用語でシャリバテ、日本語で腹ペコ。

こうなると思考回路が鈍り観戦が楽しめません。円町のドトールでクールダウンして第一セットの途中で会場入りしました。

今日はスタンド席エンド。やっぱり、この位コート全体が見渡せるスタンド席が好きですね。

第一試合 サントリーサンバーズvsウルフドッグス名古屋戦 サンバーズの勝利。サンバーズさんが2勝で決勝行きにリーチ。

 

続いて第二試合

パナソニックパンサーズvs堺ブレイザーズ

 

ここで負けた方が決勝行きを逃す。両者譲らない本当に痺れる展開だった。

B票

https://www.vleague.jp/form/b/28247

 

昨日はベンチアウトだったクビアクは予想通りスタメン出場。やはりこの試合に標準を合わせてきた。残念ながら大塚はベンチアウト。そして垂水もベンチアウト。

パナソニックパンサーズスタート7

深津オミ−クビアク−エバデタン−清水−仲本−山内 L伊賀

堺ブレイザーズ スタート7

深津アキ−迫田−竹元−バーノン−出耒田−樋口

L山本智大

 

ブレイザーズは昨日ベンチだった出耒田がスタメン出場。序盤から高さのあるクイックで脅かし樋口と2人でボコボコブロックで威嚇してくる。そしてこの日絶好調だったのは迫田。サーブが走りまくり手も足も出ないような鋭いサーブをライン際にズバズバ決めてくる。迫田のサーブスコア。

24打数 5得点 3失点 8効果 効果率26.0%

怖ろしい子!ジャパン山本智大も会場を湧かせました。決まったでしょ、いや決まったでしょ!!!いうスパイクにぶち当たって、ぶち当たるだけでなくふあっとAパスで返し攻撃の選択肢を減らさない。くっそお。私がセッターなら「美味しい〜ごっつぁんです」とヨダレを垂らすようなパス。

この試合、第1セットからデュース、どのセットでも堺が6点、5点を先行しパナが追いかけひっくり返す流れ。どちらのファンにとっても胃が鍛えられる展開でした。6点、5点をひっくり返すにはブレイクしかありません。

これぞバレーボール!!と叫びたくなるパナのトータルディフェンス、息の合ったフロアの連携、極上のトランジション大好きです。中でも、ようやく永野から正リベロの座を奪った伊賀ちゃんの活躍が印象的でした。JPN山本ほど派手さはないが、全員が(特にクビアクが)ハッスルしがちなチームでぶつからず、「そこにいたか!ありがとう伊賀ちゃん!」とチームを救うようなポジション取り。

 

また途中出場の西山もチームに勢いを与えました。終盤でリリーフサーブで登場すると鋭いエース。サーブスコア

8打数 2得点 3失点 2効果 効果率21.9%

西山を好きにならない人はいません。(断言)

 

と、この辺まで書いてブログを放置してたので詳細は忘れましたが、自分が見た中では間違えなく今季イチのベストゲームでした。

 

 

愛宕神社  京都府警の注意喚起

https://www.pref.kyoto.jp/fukei/anzen/tiiki/sangaku/atagosan.html

救助事案が年間約20件前後発生しています。道迷いする事などまずない参道で、山歩きに慣れていて自分のペースを知っていれば何てことはないトレッキングコースですが、ド素人が舐めてかかると4時間では攻略できません。準備をしてから登った方がいいでしょう。