第53回暇つぶし杯

バレーボール観戦と山旅と湯の記録

パナアリ×そうだ 京都、行こう②

バレーボール観戦と旅

2022.01.08-01.10

パナソニックアリーナ(大阪府枚方市)
V.league D1 パナソニックパンサーズvsFC東京
京都四条ステイ2泊3日の旅


【2日目】


伏見稲荷大社の千本鳥居。

京阪電鉄でパナアリ(枚方公園駅)と京都中心街を結ぶ中間地点にあり立ち寄りやすい超人気スポットです。


普段なら鳥居の数より人が多い観光スポットですが外国人観光客が途絶え、三連休の中日でもソーシャルディスタンス。


自分だけはいいと思っていると言われたら返す言葉がありませんが、正しい感染予防策に従い、ガセネタに踊らされず不必要に恐がらず騒がず、旅行業にもスポーツ興行においてもコロナの打撃による衰退を少しでも食い止める行動をしたい。


マスク、3密回避、ワクチン2回接種は当然。週2回の抗原検査と出発当日の抗原検査でも陰性を確認、移動の座席指定はできるだけ出発に近い日に空席状況を調べグループで押さえられているような車両は避け多少不便でも先頭車両が空いていればそこを取ります。飲食店を利用する場合はピーク時間をずらし常にポケットにアルコールジェル。そしてなによりソロ旅は会話をしない。


コロナ禍旅行でこのブログに掲載した観光地の写真にほとんど人の姿が写っていないのは、実際に人が少なく、騒いでいるようなグループは超軽蔑した視線を送り追い抜き避けまくっているからです。


1日も早くこんな嫌味や意地悪をしなくても済む日常が戻ってきて欲しいです。

初日のレポートはこちらです。

パナアリ×そうだ 京都、行こう① - 第53回暇つぶし杯


今回は四条の利便性と価格を優先し東海ツアーズの東京発着新幹線+ホテルパック2泊3日27,000円(新幹線追加料金2000円含む)を利用。


とってもリーズナブルなのでホテルの質は妥協態勢で乗り込みましたが、夜に部屋の暖房を切ると寒くてフロントに毛布を頼んだところ、受け取った毛布はふっかふかで暖かい毛布。ホテルスタッフさんの心遣いに感動、連泊できるホテルと確信しました。


2日目のプラン
伏見稲荷山ハイキング≒伏見稲荷大社参拝
深草伏見桃山 酒造巡り
Vリーグ観戦 FC東京パナアリラストマッチ
⑨京都銭湯←問題あり


おはようかもがわ


人混みを避けるためまだ薄暗いうちに出発。



伏見稲荷山ハイキング≒伏見稲荷神社参拝


清水五条から京阪に乗り伏見稲荷駅下車。約15分です。


でーん。伏見稲荷




信仰よりも標高232mの伏見稲荷山ハイキングの目的で来ました。



おキツネさん



中腹で展望を楽しめる四ツ辻。
四ツ辻以外はずっと鳥居の中を歩いているので景色も方角もわかりません。
山の景色は愛宕山の西辺りです。




千本鳥居とは名前だけで、実数は1万本以上あるそうです。









普通、名前の方を盛りそうですが千本鳥居は謙遜だったんですね。
麓の本堂の周辺だけでなく山の頂上付近の周回コースも全部鳥居でビックリ。


全て商売繁盛や五穀豊穣、人々の願いが込められ奉納されたもので社名や屋号が個人名が書かれています。




頂上手前でも容赦なく根性試しのような長階段。

観光客は根性を試された結果ほぼ淘汰され、この先は歩き慣れたリアル参拝者とハイカーだけになりノイズが消えこの不思議なハイキングコースを満喫しました。



くるっと回る周回コースは四ツ辻に戻ってくるのですが鳥居で視界がなく方向感覚がなくなり四ツ辻に戻って来た時には「わあ!四ツ辻だ!」と声に出して驚いてしまいました。

四ツ辻で景色を眺めながらコーヒーブレイク。コーヒー飲むために山に登っていると言っても過言でない(定期)


さてこの先はどこに行こうかな。

四ツ辻から別の山への縦走も考えていたのですが、朱塗りに宇宙酔いしたのと、土の山道ではなく固い石段だったため後々腰や膝に響きそうな事も考えて下山する事にしまいました。


狛カエル?



深草伏見桃山酒造巡り


約二時間で稲荷山を往復。御朱印を受け取ると(ここでは御朱印帳に書いて貰うのでは無く書き置きの半紙の授与)歩き足りないと気付き、地図を広げ次の行き先を思案。

FC東京の手原の母校でもある龍谷大学が目に入り龍谷大学深草駅まで街ぶら。この辺りは鳥羽・伏見の戦い新撰組に纏わる史跡が多いそうですが私の知識は手原止まりです。
(手原が何キャンパスだったかは知りません)



琵琶湖の水を引いた運河。琵琶湖疎水(びわこそすい)。土木学会選奨土木遺産に指定されてるそうです。今wikiをコピペしました。
タモリさんが好きそうですね。


深草駅から電車に乗り伏見桃山駅で下車。坂本龍馬ゆかりの街と酒造巡りです。


まだ酒造が開く前の時間帯だったのでアーケード街のカフェ・ベローチェで少し休憩。


和菓子屋さんで小さな豆大福を1つだけ購入。
餅はふわっとこし餡は素朴でこしがあり大福作りを極めていてとっても美味しかったです。二個買えばよかった。。



その時代に権力を持った荘厳な神社仏閣の建築も魅力的ですが、商人の活気を感じる働く建築も魅力的でホッとします。

教科書に載るような歴史上の登場人物だけが今の自分が生きている時代に知恵を与え幸福を与えてくれたのではない。和菓子屋さんの職人さん酒蔵の杜氏さん材料を運んだ舟を作った舟大工も運河を掘った土木工事も。


風の中のスバル~♪
地上の星です。


歴史音痴の私でも知ってる旅籠 寺田屋。(建物はレプリカ)




ここで撃たれて死にそうになったぜよ!



龍馬さんのファンが多いのでしょうか、人通りが多かったので人混みは歴史ファンに譲り銭湯ファンは今日の夜に入る予定の銭湯を下見。

素敵な建物ですね。楽しめだなー









!!ガーン。

日曜日と月曜日は定休日。
今日は日曜日、明日は月曜日。
昨日の土曜日しか入るチャンスは無かったんやんけ。でも昨日は夕焼けチャレンジだったのでそのチャレンジは大正解だったのですが、残念!
次回パナアリ観戦までお預けです。


Vリーグ観戦FC東京パナアリラストマッチ


イタリアン
枚方公園駅のロータリーにあるイタリアンでランチ。パンサーズ応援店なためカードを頂きました。




FC東京最後のパナソニックアリーナ。
もうここのビジョンにFC東京のエンブレムが写される事はありません。







試合は3-1でパンサーズの勝利。
第2セットは勢いでもぎ取りましたが倍返しされ第3,4セットは一方的に叩かれ大差を付けられました。

B票

https://www.vleague.jp/form/b/26778


ヒーローインタビューは清水。
かつて清水は人前でしゃべるのが苦手で、代表入りした若い頃に植田監督にスピーチの特訓をされました。
以前は「頑張りますので応援よろしくお願いします」も噛まずに言えない程でしたがベテランになるにつれ、不器用ながらも自分の思いを言葉に変換し選手宣誓の誓いのようにいつも前向きで、飾りがなく嘘がなく、その姿勢は清水が乗り越えてきたいくつもの困難を知るものの胸にいつも刺さります。

自チームのコンディション等の話の後、具体的な事こそ言いませんでしたが「FC東京さんは」「FC東京さんは粘り強く」「FC東京さんはディフェンスが良く」「FC東京さんは」嘘偽りなく仲間を思う選手に成長した清水から、語気強めに呼び掛けられている「FC東京さん」はエールのように感じ、涙がチョチョ切れました。


くっっそおおおおお。



⑨銭湯~普通の銭湯がどれだけ尊いか知る



私は旅先で銭湯を楽しみ「京都の銭湯いいよ~」と勧めてきたので、責任を持ってここは違う、絶対に人には勧めないと言いたい。


名称を出す事は避けますが清水五条、「サウナのU湯」というネオンサインのある銭湯です。わかる人にだけわかればいいです。



銭湯文化を無くしたくないと、若い店主が 異業種から廃業寸前の銭湯を再建したとかで話題になった銭湯。


私が訪れた時間、男湯は入場制限がかかっていました。昨今のサウナブームとコロナ禍でどこの銭湯でも入場制限がかかる事はそれほど珍しくはありません。


ガラガラと引き戸を開け「女湯も混んでますか?」と尋ねたところ、若い女性店員(仮称ムー子)から返ってきた言葉は「今は混んでませんが、この後混むかは知りません」でした。


この時の店員ムー子の対話が不自然に感じ、ムー子のセリフに隠された心理の推理と私が経験したU湯の実態をお話します。


ただの悪評になってしまうのはちょっと私の意図するところではないので、杉下右京ごっこでいってみましょう。

「今は混んでませんが、この後混むかは知りません」

杉下右京風に
店員ならば、店が混むピーク時間を知っていてもおかしくないでしょう。ええ普通知っているものですよ~これから沢山お客さんが来る前に準備しておきたい、仕事場から離れられなくなるからトイレに行っておこうなど(杉下右京の口調で)

「この後の時間は混む」と予想できていたら「いつも8時位から混みますね~」という返答であったり「もうピーク時間は過ぎたので混まないと思います」であるはずです。それを知らない経験の浅い店員なら「わかりません」と答えるのが普通じゃないですか?ムー子の態度や仕事ぶりを見ても彼女が新人店員だとは思いませんでした。


ではなぜムー子は「知りません」と言ったのでしょうか?
混んで後から時間制限を課して文句を言われたくない、そういうクレームに対するディフェンスの心理状態にあると私はこの時は思いました。



脱衣場にはこれから帰ろうとする客2人と、これから入ろうとする客が1人。脱衣場から浴室内を覗くと洗い場と浴槽には人の姿がありません。後でサウナの中に2人がいた事を知りますが、客は自分を含めて4人。
U湯の洗い場の数は10箇所以上あります。私はこう思いました「なんだガラガラじゃん」。ガラガラだったらこの場合、お客さんに入って貰いたいと思うのが普通の商売です。

客「混んでますか?」
店員「空いてますよ~どうぞ~」と客を招き入れる対応のほうが自然じゃありませんか?

それをなぜムー子は「今は混んでませんが、この後混むかは知りません」とムっとして答えたのか、「混んでません」だけで会話が成立するところ「この後混むかは知りません」と言ったのか。それがど~も引っ掛かってしまいましてね。細かいところが気になってしまうのがぼくの癖です~。


後で混んで文句を言われたくない、それだけではありませんでした。
「今混んでいない」その理由を言えなかったんです。普通なら「混んでません」と答えられても「何で混んでないの?」と理由を聞いてくる客はいないでしょう。その理由を知られたら必ず文句を言われる、その後ろめたさがあったからムー子は不自然な回答をしたんですよ~。


もしくは「今は混んでませんが、この後混むかは知りません」そのものが隠語だとしたら隠語を知っている客は「なるほど、今は入るなという意味だな」と理解して帰ります。


隠語を知らない一見の客には「混んでます」と言えば嘘になるけど「この後混むかも」と匂わせておけばこの客は帰るかもとムー子は賭けに出たのです。何しろコロナ禍ですから~。

いずれにせよムー子は客を遠ざけたかったに違いないと考えます。

でもその賭けは失敗でした~。私は「じゃあ混む前に入っちゃおう」と入ってしまったんですねーふっふふっふ。(杉下右京のように楽しそうに)


ええ私は今朝稲荷山に登って来ましてね~千本鳥居だけでなく頂上まで登って来ました~。ふっふふっふ。普通の観光客は頂上までは行かないそうですよ!知りませんでした~。寒かったせいでしょうか~思っていたより足腰に響きましてね、こういう時に温かいお風呂に入ると自然と「ふあ~気持ちいい~」と声が出てしまうんです、大門未知子のようにね。でもここは違いました。浴槽に身体をざぶんと沈めましてね、その時は誰も入っていませんでしたから足を伸ばして「ふ、、」といつものように深呼吸をしようとした時です。なんかお湯が澱んでいる気がしましてね「ふ、ん?」臭いんですよお湯が。消毒臭の向こうに、洗濯物を溜めてしまった時の匂いというか、ちょっとした悪臭です!私は鼻は敏感な方で、お湯をこうして手にすくって、そしたら指に髪の毛が絡みついたんですよ~。気持ち悪くて隣の浴槽に移りました。そちらは始めに入ったお湯よりは臭くなかったですよ。それでもリラックスはできませんでした、何だか清潔感を感じないんですよね。

あと、ここの銭湯は2つの湯船の真ん中に噴水があるじゃないですか、あれが落ち着かないんですよ、飛沫がかかってきて、ええ。

するとサウナ室のドアが開きましてね、サウナ室から小走りに出てきたおばちゃんが汗も流さずサウナに近い方の浴槽に入りましてね、ええ、私が始めに入って臭いと感じた方の浴槽です。汗を流さず浴槽に飛び込んできて、それだけでも「うわっ」と思いましたが驚いた事に噴水の下でシャワーを浴びるように頭をゴシゴシ流し始めたんですよ!その後おばちゃんは気持ち良さそうにお風呂に浸かってましたが、もうビックリして慌てて出ました!

そのおばちゃんがサウナ室から出てきた隙に自分がサウナに入ろうとしましたら、サウナマットを床に敷き詰めて寝転がって大声でしゃべっている人達がいたんですよ。あれじゃあサウナには入れません。

あれは常連客という名の悪霊ですね。



それでちょっと思い出したんですよ。私が脱衣場で洋服を脱いでこれからお風呂に入ろうとする同じタイミングで、もう1人これから入ろうとしていたおばちゃんがいました。はっきりと顔は覚えていませんが、私よりちょっとだけ先に浴室に入りました。
でも私が浴室に入って洗い場で身体を洗って~浴槽に入る間は誰も浴室にはいなくて私は貸し切り気分だったんです。


その時間から考えて、あのおばちゃん、身体も頭もろくに洗わずサウナ室に入ったわ!!


それでこの銭湯で起こっている全てが繋がりました。浴槽の湯が臭いのも澱んでいるのも髪の毛がまとわり付くのも銭湯特有の石鹸の香りがしないのも。


脱衣場から浴室に入るガラスドアに「体をよく洗ってからお風呂に入ってください」というデカデカと書かれた注意書きの意味も。


洗い場の鏡もシャンプー類のボトルも石鹸カスで白くなっているのは、知らずに悪霊の湯に入ってしまい「自分も悪霊になってしまう」と半狂乱になって石鹸を泡立てて泡立てて必死に身体を洗って泡が飛び散ったからなんです。私もやってしまいました。いけませんね!ふっふふっふ。(杉下右京調)


脱衣場にも洗い場にも乱雑に貼られたおびただしい注意書、こんな銭湯は他にはありませんよ。


キレイに使って貰いたいという気持ちがあれば丁寧に書いて丁寧に貼るものですよ~。だってここは皆が裸になってリラックスしに来るところですから~。あんなに注意書があったら監視されているようでリラックスできません。銭湯側が客を信用していない証拠です。


あれは悪霊のような常連客を除霊するためのお札だったんですね。

「今は混んでませんが、この後混むかは知りません」

ムー子さん、私はあなたの不自然な対応がずっと気になっていました。でも今なら少しだけわかります。
男湯は沢山お客さんが入っているにに女湯はガラガラで、それは全部悪霊にせいで、一生懸命お札を貼っているのに効果がなくて、他の客には「サウナを独占してる人に注意してください」「体を洗わないでお風呂に入ってる人がいてキタナイ」なんて文句ばかり言われてたんじゃないですか?
文句を言われて心の中では「知らないよ!」と思っていたのではないですか?

はい、私は後でインターネットの検索サイトでこの銭湯のクチコミを見ました。驚く事にあなたがたの銭湯は評価が高かったんですよ!でも最低評価順に並べ替えたら同じ事が書かれてましたよ。注意書が息苦しい、常連客のマナーが悪い、女湯は閉鎖した方がいいと。

銭湯の方々は悪霊のせいで疲れてたのではないですか?

でも私はあなたがたを同情はしません。あなたがたはお湯もサウナも悪霊に取り憑かれていたのを知っていて、その事を知らない人間に「知りません」と真実を隠して「銭湯」という看板を出して入浴料金を取り入浴を提供していたんですよ。
公衆浴場法をチラっと見ましたらこう書いてありました。

営業者は清潔その他入浴者の衛生及び風紀に必要な措置を講じなければならない

注意しても身体を洗わずに入浴する常連客は追い出すべきなんですよ!汚れたお湯は抜くべきです!(突然キレる右京さん風)


私もそうですが、文句を言う客がいたととしたら、清潔は当たり前、店員は番頭さんで「今日は寒かったね~。温まってってね~。」と優しく声をかけながら誰もが気持ちよく銭湯に入れるように、こまめに片付けながら厳しい目を持って悪い事をしている人がいないか見張っている事を知っているんですよ。だから他の銭湯では安心してリラックスできるんです。私は今日ここに来て今まで入ってきた銭湯の「普通に安心して裸になってお風呂に入れる」事がどんなに尊い事だったのか気づかされました。





右京さんごっこはここまでにしましょう。右京さんがタオルで前を隠して女湯に入っているようで微妙な気持ちになりました。


でもここまでならブログに悪評を書くまでには至らなかった。京都の銭湯好きだし。それが変な形で人に伝わるのは本意ではない。自分だけが二度と入らなければいい。


決定打は出口の脇に置かれたチラシ。

そうだ 京都、行こう
禅と湯、整う京都」

キャンペーン対象店だったんですね。

いやいやいやいやいや、いやいやいやいやいやいやいや

ダメでしょ。そうだ 京都、行こう
広告に偽りあり
禅寺と一緒にしちゃだめだ!
他の京都の銭湯と一緒にしちゃだめ!

悪霊退散!悪霊退散!


明日また禅寺に行こう…

そうだ京都3日目に続く