第53回暇つぶし杯

バレーボール観戦と山旅と湯の記録

パナアリ×そうだ 京都、行こう①

バレーボール観戦と旅

2022.01.08-01.10

パナソニックアリーナ(大阪府枚方市)
V.league D1 パナソニックパンサーズvsFC東京
京都四条ステイ2泊3日の旅


【1日目】

①東京出発②禅寺拝観③Vリーグ観戦④京都銭湯というオーソドックスなプランです。
試合終了時間次第で④の前に京都夕焼け観賞のオプションを追加





①東京出発

0630東京発のぞみ号


バレーボール観戦の旅に趣味の山登りや温泉を詰め込むエクストリーム観戦の楽しみを与えてくれたのはFC東京FC東京サポです。


自宅を出て30分で到着する墨田ホームや都内の職場を出て30分で到着する大田でもなかなか勝利に恵まれず

FC東京が勝つところを見たければ1月の広島へ行け」

という当時のジンクスに従い、へー!広島ね、と飛行機でひとっ飛び「広島グリアリ観戦、世界遺産宮島観光&松山道後温泉しまなみ海道ドライブツアー」を2017年に個人開催。
ジンクス通り見事勝利を味わう事ができ、少数精鋭のFC東京スタンド応援席は歌ったり泣いたりの大興奮。

勝つと信じて飛行機に乗って良かった!フェリーで四国に行って楽しかった!これがアウェイ観戦旅行に味をしめたとスタートでした。


上記のシーズン前(2015-16)には、山本将平(現JT広島)を含む、打線が組めるほどの選手の大量離脱があり、プレミア(現D1)昇格後のチーム運営には常々不安を感じていましたが…。
とうとう、、という言い出しは近くで応援してきた身では正直な心情、とうとうFC東京バレーボールチームは今シーズン後に休部をする事が決定されました。



悔しい


休部の理由は受け止める事はできた。誰かを恨むことは少しもないですが、沸々とあらゆる感情がこみ上げて来る。


おのれ見ておれよ

チームがなくなるということは
応援してきた声援もなくなるということなのよ。VリーグFC東京のファンがいたことを少しでも記憶に残してやりたい。


この辺りの愚痴は歯を食い縛って省略します。


そうだ 京都、行こう


0845 京都着

②禅寺拝観~建仁寺・両足院

今回はコンパクトにパナソニックアリーナ(パナアリ)がタイアップする京阪沿線を中心にプランしました。


午前中に京阪「祇園四条駅」からアクセスできる日本最古の禅寺・建仁寺へ向かいます。京都寺院巡りは選択肢が多すぎて決めれないという罠にはまりますので「アート 寺院 京都」で検索してちょうどアクセスのよいところにあった建仁寺にしたという軽い気持ちでスタート。


京都駅から建仁寺まではバスのアクセスが便利ですが、京都駅から七条まで10分ほど歩いて京阪清水五条駅まで1駅乗りました。


歩いてみてわかったのですが、京都→七条は観光客が期待する京都らしい街並みでもないので、道路が空いている時間帯ならバスがいいと思います。



建仁寺のOPEN(拝観)は10時、その前にオープンエアーの両足院(りょうそくいん)・毘沙門天堂の狛虎を拝観。


今年が虎年という事もあり、ここも楽しみの1つでした。


「あ」


「うん」



二人揃って\あ・うん/






かわいい…



猫好きにはたまらん…


「あ」

「うん」


二人揃って\あ・うん/






ちょっと待って…
きゃわいい
ここから動けない…


ここは拝観料がかからないフリースペース。公共の建築デザインは一部の富裕層がお金を出して手に入れるものではなく、誰もが触れることができ機能的で持続可能で優れたデザインでなければならない。でしたっけ?

その精神にまず心を掴まれました。


寺院巡りが増えてきたので、今回の京都旅行で御朱印帳を手に入れようと考えていました。


御朱印帳が欲しいのですが、作法など分からず…」とモジモジしていると早い時間で空いていた事もあり、授与所(売店に非ず)で対応して下さった方が使い方や御朱印の言葉の意味を教えてくれました。





知足
両足院は以前、知足院という名前だったそう

足るを知る者は富む
分をわきまえ、それ以上求めない事



うわ…お腹の中の欲の塊を見抜かれているようだ…
もちろん私の顔を見ながら書かれたものではありませんが
かっと恥ずかしくなる思いがしました。



御朱印帳の裏表紙はやわらかな菩薩様

御朱印帳を持ち帰り、禅の教えと菩薩様を身近に置いて恥じない生き方をしよう。


今日手に入れた御朱印帳は一生の宝物になる予感がします。


幸先いいスタートでした。


建仁寺


まず迎えてくれたのが
国宝・風神雷神図屏風


教科書に出てるやつだ…。
今回の旅でも国宝ゲットです。※展示されているのはレプリカ


続いて
法堂(はっとう)天井画 双龍図



五間四間なので9m×7mぐらいでしょうか?バレーボールコート半面弱の圧巻の天井画です。


アートも素晴らしいですが禅寺の建築と庭園がこれまた凄い。

ここは座禅を行うテラス。
邪気を吸いとられボケーっとする人多発。






口を開けてボケーとしても身を正そうとする引き締めも強い。


凄い調和、プロポーション美だ。
宇宙でした。



ランチ

お食事どころも選択肢が多くて決めきれないので、Twitterに質問したところ2015年ワールドカップ会場で出会った普段から食に関心の高いフォロワーさんから鍵善良房のくずきりを勧めて頂きました。


まだ空いている時間帯だったせいか、お庭に近い席を案内していただいてゆっくりした気分でお茶をいただきます。


でーん

え?お弁当?


お重の上には氷で締められたたっぷりのくずきり。
下の重に黒蜜。つけ麺のようにいただきます。

!!!これは!!
口に入った瞬間、上等な感触に口内が目を覚まします。
いいお店を教えてもらってヨカッタ。絶対に1人で探しても入らない。

1人旅ですが(1人旅が大好きですが)、そこかしこで人への感謝と出会います。


そんなこんなで四条を満喫し、パナアリへgo
祇園四条駅から特急に乗り、枚方市駅で乗り換え、枚方公園駅下車。

枚方公園から直行シャトル京阪バスが運行していますが、感染防止と節約と健康のため15分程歩きます。

祇園四条から約45分でパナアリ着席。


③試合観戦
パナソニックパンサーズvsFC東京
パナソニックアリーナ

左から東京五輪金メダル フランスチーム監督でもあるロラン・ティリ
世界選手権優勝ポーランド代表キャプテン ミハウ・クビアク
世界的ファイターのクビアクが溺愛するパンサーズのファイター、リベロ永野健

強面3人衆がお出迎え。


試合の方は3-0でパナソニックパンサーズの完勝。


B票
https://www.vleague.jp/form/b/26777

東京のストロングポイントであるMBに、山内とオミが真っ向勝負でマウントをかけた印象でした。
その1つが話題にもなりました山内のバックアタック。エモかったっす。してやったりの憎々しいオミの表情。


昨季の開幕でもこのカードが組まれ、辛くも3-1でパナが逃げ切った形でしたが、試合後の深津オミのコメント「思ったよりミドルにやられた。対策して明日を迎えたい」この続きを見ているようでした。


昨季のシーズンオフに白澤さんが久光の岩坂選手とMB対談を行い、苦手な選手という質問だったかな「左利きミドル」と答え「FC東京の武藤くんに開幕で滅茶苦茶やられた」と言ってたんですよ。

嬉しかったな~。


パナと東京、実力差は確かに大きいけれど、何もしなくても勝てる相手ではなく干支一周以上離れた相手の新人選手を対戦相手として真剣勝負をしてくれた事が嬉しかった。

それこそFC東京がV1リーグに存在した証明。


昨季の開幕二戦目レポ
枚方パナソニックアリーナ④2020.10.17ー18 - 第53回暇つぶし杯




試合終了後、この日はパナソニックパンサーズに現役大学生の大塚(早稲田)とエバデダン(筑波大)が初合流という事でお披露目に一発芸を強要されました。
エバデダンは美声で長渕剛の「乾杯」を聞かせ、大塚は名探偵コナンのお寒いギャグを披露。大塚、愛されて生きてきたんだな…。

最後の客席を巻き込む「パンサ~ズ」の兒玉による掛け声は、こちらも干支にちなんで「タイガ~ス」でした。


④夕焼けハンティング

パナアリを退館して、枚方公園から京阪に乗ったのが16時頃。

日没は17時。天気もいい。

よし!夕焼けチャレンジ!


もうパナアリ→祇園四条駅は攻略した。夕焼けハンターは常に日没時刻が頭に入っている。ここからは時間との勝負。祇園四条駅から市バスに乗り、目指すは高台寺


ゴーン(寺のリアル17時の鐘)





最高かな。




⑤京都銭湯

夕焼けベストビューの高台寺から宿泊先まで西へ真っ直ぐ歩くだけ。地図が頭に入っていれば楽勝です。


ホテルにチェックインしホテルのタオル持参でぷらぷらと歩いて銭湯に向かいました。


白山湯


物腰のやわらかそうな番頭さんが迎えてくれます。「こんばんは~。タオルは持ってる?」土地柄、旅人も多いのでしょう。もしくは地元の常連ではないと見破られているのでしょう。

広くて柔らか~いお湯をざぶざぶ使え、お湯が新鮮で清潔で、サウナの後は外気浴もできる露天風呂もありこれで450円という京都銭湯のクオリティ。

数多の美食家を唸らせる京都、食が美味しいという事は水も美味しい。すなわち天然温泉でなく銭湯であっても水質よいはずです。


地元に愛されているのでしょう。銭湯の前には自転車がびっしり。入り口のところの点字ブロックの上がモーゼのように自転車が置かれていないのは、ちょうど自分が入る時に出てこられた地元の常連さん3人組モーゼが「なんで出入口に自転車を置くのかしら!」と言いながら自転車を整理してくれてたからなんです。




禅寺で整い

バレーボール観戦とパンサーズのホーム運営を楽しみ

最高の夕焼けを観賞し

地元の方に愛されている京都銭湯で整う


心の底からリラックスしました。


最高かも。初日は完璧プランじゃない?



2日目に心が乱高下する事をこの時は予想もしなかった


パナアリ×そうだ 京都、行こう② - 第53回暇つぶし杯