第53回暇つぶし杯

バレーボール観戦と山旅と湯の記録

福島・国体東北ブロックFC東京グループを見て秘湯に浸かってきた(観戦編)

🏐🍒♨🚙
2019.09.01(sun)

第74回国民体育大会東北ブロック大会

バレーボール観戦好きおばさんの休日の過ごし方

出発編はコチラ福島・国体東北ブロックFC東京グループを見て秘湯に浸かってきた(出発編) - blog



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福島西インターを下りると正面にビジネスホテルがあり、敷地内で背の高いお兄さん達が輪になって楽しそうにストレッチをしていた。


ICからルートも簡単。「国体記念体育館→」の標識も多く1度左折しただけで前方にインターネットで見た体育館の姿が右に見えた。ICから10分弱だったろうか。

途中のコンビニでお菓子と飲み物を買い、地方コンビニ特有の巨大駐車場で運転疲れの体をほぐすため私もストレッチをした。
時間に余裕があった。


車種が体育館名になっているだけに広大な駐車場完備。



体育館はコート2面張れる大きさ、天井が高く空間的な広さはあるものの常設スタンド席は500席位かな?小ぶりな印象。


三島のように「体育館」の用をたしただけのストイックな文教施設ではなく、トレーニングルーム、研修室他ロビーもあり地域のレク要素を含んだ複合施設のタイプ。トイレもきれい。

会場に着くと第1試合に出場する岩手と宮城がコート練習を行っていた。

噂に聞いていた山田のニューヘアスタイリング。両腕は昨今流行りのスリーブ黒、両足は黒いレガース(とは言わない)

↑やかましい見た目だ()


手塚は?


いない


まさか昨日で帰ったんじゃ....
ザワザワ....

ita-


けだるい


あと何回見れるだろうね


手塚も山田も1988年昭和64年生まれ

そろそろお迎えが来てもおかしくない。福島まで来てヨカッタ。


第1試合 山形2-0宮城

試合はストレートで山形が勝ち「いきいき茨城ゆめ国体」行きの切符を手に入れた。

手塚のスパイクはほぼ決まっていた。別格だったと。打点の高さボールの重さ、コース。アタックラインの内側にもズバズバ決まっていた。
最近、東北でV.LEAGUE男子の試合はあったっけ?
是非ご覧下さい東北が生んだVリーガーを。


山田はその2枚目エース様と地元選手、戦力のバラ付きを3枚目のキャラクターをもって山形を1つに纏めていた。それぞれのスパイカーに丁寧にトスを上げ、声をかけ、素早くセットポジションに入ると分かりやすく体と顔をメンバーに向けはっきりサインを出す(順大セッター)
山田に司令塔というゴージャスな表現は似合わない。ご注文を聞き「はいお待たせー」と提供し、後片付けもする。街の定食屋のマスターぐらいの呼び方のがしっくりくる。
自分がブロックを決めると滑稽に大ハシャギをし笑いを起こす。イケメンエースでは与えられない戦力で山形チームを活気づける。

手塚1人が決めていてもチームは勝利の喜びを分かち合えないかもしれない。


第2セット中盤、火力を上げてきた宮城に連続ポイントを許し追い付かれる。直後、手塚の鮮やかなパイプは、コートを真っ二つにする見本のようなパイプ。


福島まで来たオツリが出た。


山形マッチポイントでサーブに立つ手塚。得点板を確認する動作を私はしっかりチェック。
そして豪快にネットのど真ん中にぶち当てるミス。


東京サポ「平常運転」


この速報をタイムラインを見ている東京サポにお届けするために私は福島にいた。



結果的に山形の選手のスパイクで勝利を決め、美しい形で終わったとも言える。

めでたしめでたし。



山形がいきいき茨城ゆめ国体行きを決めた直後、次の試合に出場する岩手ユニの選手が山形ベンチに現れ、手塚にボディタッチする。
リベロの山本洋平だ!

体の小さな洋平に体の大きな大ちゃんが小さくなるように耳を傾ける。懐かさは感じなかった。



そこには山田もいて、自分の席から顔は見えなかったが岩手の橋本卓也、後からFC東京現役の小田嶋も加わったか

年齢順に並べると
洋平→山田手塚→橋本91(90年代早生まれ)→小田嶋



第2試合 岩手2-1青森

青森が1セット先取、第2セットも青森がリードしていたが岩手が中盤に追い付き逆転。のるかそるかの展開に会場は大いに盛り上がった。
個の得点力は青森も高かったがゲームスキルが勝敗を分けたか、バレーボールらしい。
ゲームのフックとなるところでストレートを打ちこんでいた青森4番が最後、スパイクをアンテナに当てるフォルトで試合が決まった(と思う)



青森の攻撃の中心だった4番君。帰宅後にTwitterを辿り関東1部の大学の選手だと知る。
秋リーグで見よう。


得意のクロススパイクだけで相手にボールを繋げさせなかったV.LEAGUEの手塚おじさん(30)を、4番君はどう思っただろう。




岩手がいきいき茨城ゆめ茨城行きを決めると、今度は手塚が洋平の後ろから近づいてボディタッチ。
再びFC東京グループメンバーの談笑がはじまった。

またやってる(・∀・)


その中で橋本と手塚が握手をしていた、ように見えた





客席からは話の内容はわからない。自分の顔認識能力の弱さが見た幻想だったかもしれない。

「大さん、さっさと東京辞めて岡崎建設に来てください」というジョークでも交わしていたかもしれない。



橋本は現在JTで活躍する山本将平の同期。この世代は他に岡崎と竹浪がいる。いた。

この4人は東京が僅か一瞬強かった時期の後に入部、それぞれ一桁台の背番号が与えられた。

強くなるといい新人が入ってくるんだなー。

そう思った。

甘かった。

竹浪を除く3人は僅か3年でチームを去った。それが前出の11人もの選手が離脱した時期。


特徴的だったのは、11人の中に橋本ら社歴の浅い若い選手も多かった事と、カレンダーが新シーズンに変わってからの将平の退団、移籍同意書が発生しない他チームへの移籍。



なんでこんな事になったんだろう。

様々な噂、短くない年月を応援席に座っているとそこそこチームに近い人からのたれ込み情報が耳に入ることもなくはないが




(-_-)



(-_-)(-_-)

それ以来ずっと今日までこんな顔で東京を眺めていた事を自覚した。



その時に何かを知り得た気になって、白と黒に色分けして物語を終わらすのは馬鹿らしい事だった。物語は続いている。



今日 福島に来てヨカッタ。




勝戦 岩手2-0山形
.

東北代表1
岩手県
監督 岡崎希裕
①伊藤康宏
2.山本洋平🔵🔴
3.松澤祥希
4.外﨑宏志郎
5.石川優
6.橋本卓也🔵🔴
7.太野祐介
8.花坂郁也
9.西村優輝
10.鎌田敏弥
11.佐藤隼人
12.小田嶋大貴🔵🔴

東北代表2
山形県
監督木村一紀
①鈴木克
2.佐藤拓真
3.木村隼也
4.山田要平🔵🔴
5.加藤智之
6.齊藤洋介
7.北沢魁斗
8.高橋光地
9.手塚大🔵🔴
10.尾形哲郎
11.加藤椋介
12.福井俊輔




時計を見るとまだ13時半だった。
チクチクチク🕐



今から温泉♨にサクッと入って帰ってもバスケWC中継に間に合うかも



福島・温泉編に続く