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2019.09.01(sun)
第74回国民体育大会東北ブロック大会
略して国体東北ブロック大会を観戦しに福島に行き秘湯・微湯温泉に行ってきた。
【体育館】トヨタクラウンアリーナ
(国体記念体育館)
入場料:無料
パンフレット:500円
【温泉】微湯温泉(福島県/日本秘湯を守る会登録温泉)
温泉代:500円だったと思う
【移動交通費】マイカー利用
16000円位(高速代、ガソリン代)
バレーボール観戦とは全日本の試合をTVで見るもので、わざわざお金をかけて地方の国体ブロック大会に足を運ぶ人達は変わり者のマニアだと思っていた。
FC東京バレーボールチームのスタア手塚選手とセッターの山田選手が地元・山形県のメンバーとして週末に行われる国体東北ブロック大会に出場するというビッグニュースが飛び出したのは木曜日の夜。
私はFC東京バレーチームをそこそこ応援していて、手塚選手をこよなく愛でている。(以下敬称略)
手塚と山田は山形県出身、共に88年生まれ。山田は15/16シーズンに大分三好ヴァイセアドラーから移籍してきた選手なので「同期」という繋がりではない。人前でイチャイチャするリービン&オノデラや富松松本のような間柄でもないが、東京の年齢構成上のせいか、そこには壁のない関係性が見え、山田の登場で手塚がただのイケメンから味わいのあるイケメンにブレンドされたと思う。
この2人のコンビは郷里の特産物にちなんで一部のファンから「チェリーズ🍒」と呼ばれ愛されている。
(以下敬称略)
チェリーズが揃った試合で忘れられない試合がある。
16/17
昨シーズンからこのシーズンが始まる前にFC東京から11人もの選手達が離脱した。
1ポイントも奪えない長~い連敗の末、やっと掴んだシーズン初勝利 広島大会 JT戦。
山田が手塚に放ったロングセットは、一分の迷いもエゴもなくピュアで美しかった。
こよなく愛する手塚単体の出場でもこんなに心がザワ付くことはなかったと思う。チェリーズ🍒の参戦....
どうしよう、東北ブロックに行きたい。
そのニュースに飛び付き早速検索しアクセスや試合開始時間、大会概要を入手すべく動き出したが、始めにヒットした情報は
「出場チームのお弁当の予約方法のご案内」だ。
うん、マニアック大会とはそういうもの。関係者による関係者のための大会。お知らせは関係者に向けたもの。
それでも会場の所在地は分かった。
福島か!?
…福島はとてもいいところだ。すっかり心を奪われ3年連続で訪れている。
絶妙な距離だ。
自宅から300km弱。
東北道で3時間半
日帰りで行けちゃうじゃないか...
チェリーズへの愛が試されている。
同じ東北でも青森なら距離を理由に考えるまでもなく諦めた。
日本海側の秋田山形でも
まてよ。まだ試合スケジュールが分からない。こういうマニアック大会は土曜日の1日で完結するケースが多い。
土曜日は仕事なのでこれまでにも「行きたーい」と散々騒ぎながら見送られてきた。
行きたいけれど、行きたいけれど草の根を掻き分け、宝探しをするように情報を集めるのがメンドクサイ。
「お弁当の予約のお知らせ」で自分の行く末を案じ諦めかけた。
私はマニアでもオタクでもない。
そうこうしているとTwitterで相互フォローしている東京サポさんが掘り当てた財宝(試合スケジュール、対戦カードPDF)を惜しげもなくスっと送ってくれた。
なんて優しい人なんだ!
ふむふむ、と大会スケジュールに目を通す。
土日の二日間で行われる。
日曜もあるんだ!
土曜日の結果次第で日曜日の国体本戦代表チーム決定戦が行われる。
それでも私はまだこの時点で「そもそも手塚はこういう大会で本気を出すかな。」という疑念があった。本気を出すとは:休みの度に山形チームと合流してコンビを合わせて云々........福島まで行ったところで試合がつまらなかったら....
コンビ?
コンビは東京から持ち込みだ。
なんでチェリーズ🍒で出るんだよ。(振り出しに戻る)
見たいじゃないか。
福島は近い。つい半月前に行ってきたばかりだ。
いいところなんだ。
土曜日にタイムラインを覗くとFC東京グループの試合なら、日本中どこにでも行き、現地から速報してくれる東京サポさんがやはり福島から速報を発信していた。頭が下がる。
試合結果も分かった。
山形、岩手共に翌日の代表決定戦に出場する。調べていないが岩手のロースターにはFC東京OBの橋本卓也が入っているはずだ。橋本のことも気になっていた。ロースターと言いたかっただけではない。
スリッパはいりますか!?
東京サポさん「上履きは必要です」
宝物(情報)は全て揃ってしまった。
問題は次々クリアになる。
自分が地方ブロック大会に参じる変わり者のマニアになるのに抵抗があるだけだ。
Q.行こうかどうか悩んで眠れません
サポさん「行くしかないのでは?」
もはや愛を試され、試された結果、自分が合格ラインに立っている事に怖じ気づいている場合ではなかった。
財宝(大会情報)を分け与えてくれたFC東京サポさんに礼を尽くす為にも行こう。
残るチェックポイントは、福島での試合開始9:30(早くない?)に間に合うように起床できるか、のみ。
残念ながらワクワクし過ぎて十分に眠れず覚醒したように4:00に飛び起き支度を済ませガソリンを入れ5:00には首都高に乗った。
日帰りなのでたいした準備もない。温泉セットぐらいだ。
渋滞も事故も忘れ物もなく、寝不足をものともせず東北道を北へ。休憩もなしで一気に福島まで300km。
福島の空の素朴さ。
空マニアのサンテグジュペリなら何と表現するだろう。