第53回暇つぶし杯

バレーボール観戦と山旅と湯の記録

おおきにアリーナ舞洲【まいしま】に行ってみよう!

酷評されているV.LEAGUE おおきにアリーナ舞洲大会へ行く前提で情報を集めた個人的メモ。ポイントは3つ

 

舞洲は【まいしま】と読む。大阪にある。瀬戸内海側、大阪湾の埋め立て地。

アクセス:最寄り駅は「JR桜島駅」で検索する。ここからシャトルバスが出る可能性がある。シャトルバスが出ればほぼ問題解決。

おおきにアリーナ舞洲をホームにしているB.LEAGUE 大阪エヴェッサで情報を得る

サントリーサンバーズのホームページで最終確認する。チケットを取る。V公式、ぴあより席種の扱いが多い。たぶん。

3つでなく4つだった。

関東在住、舞洲(まいしま)未訪問の素人、席はスタンド席の下調べなのであしからず。

舞洲、「まいす?まいしゅう?」読めません。豊洲(とよす)鮫洲(さめず)本州(ほんしゅう)、どっから出てきたよ「州=しま」 。名前を覚えるとぐっと心の距離が縮まりました。まいしままいしま。

 

②アクセス

V.LEAGUEファンの間でアクセスが悪すぎると酷評されている舞洲(まいしま)。ぐーぐるまっぷでアリーナへの経路を検索すると、確かにおびただしい路線バスの乗車時間を提示されますが、直行シャトルバスが出りゃそんなに酷評される程でもない。

シャトルバスがなく路線バス頼りだと時刻表に合わせて動かなきゃいけない、5000人が押し寄せたら(ヾノ・∀・`)ナイナイ)バスに乗れない、路頭に迷って大阪湾に落ちる事はなくても、地元の方の移動インフラを食いつぶすことになる。

 

サンバーズさん公式によるとJR西九条駅からバスで約35分と表示される。35分長いよねーシャトルバス桜島駅に期待。

 

桜島駅までは新幹線の発着がある新大阪から約30分、桜島からはシャトルバスが出ればノンストップで約15分。私はそれ程急いで会場入りする必要は無いので、待ち時間など入れて11時に会場着の想定で検索すると、7:12東京駅発のぞみに乗ればいいらしい。東京から日帰りできますね。

※現時点(2024.01.17)で主催サントリーサンバーズもV公式サイトも2/3,4パナソニック戦のシャトルバス運行の案内はありません。直前にシャトルバス運行が決まってもV公式情報の更新に期待しない。

情報は生物なのでブログ内に貼ったリンク先などの最新情報は変わる可能性が大いにあります。実際に会場を目指す方はご自身でご確認をしてください。

 

③Vに期待しない

まずバスケットボールB.LEAGUE 大阪エヴェッサのホームページを開けます。

B.LEAGUE大阪エヴェッサホームページにおおきにアリーナ舞洲の座席からの見え方、桜島駅シャトルバス乗場が写真付きで丁寧にわかりやすく解説されている。

トップページをクルクルと下にスクロールするとピックアップコーナーに「おおきに!」アリーナ舞洲 会場アクセスのバナーがあります。

※自分が試した時点でコスモスクエア駅北港観光バスの時刻表はアクセスできなかったので確認が必要

 

次にスマホで右端のメニューから「チケット/スケジュール」をクリック→シートビューをクリック

 

おおきにアリーナ舞洲シートビュー

アリーナ席もスタンド席も全座種からの実際の見え方、アリーナ席の段差有り無しもわかる!(BとVで変わる可能性があるので最大の注意!!)

しかもですよ奥様!・シートの種類・ドリンクホルダーがあるか・オススメポイント・迫力・距離感・初心者でも楽しめるかなどなどコメント解説付き!!平日ナイターでも3000人集客するエヴェッサも苦労したんだな、、お客様にツッコまれて試行錯誤したんだな、、ちょっと感動して全席の情報を読みました。良席でも「カメラマンが通る事もある」と注意書きがあり、スタンド席は「お求めやすいお手頃価格」「俯瞰で全体が見える」と背中を押してくれる。スタンド自由席1,800円、何度でもリピートできる。

サンバーズさんなんかは露骨に高いチケットを勧めてきますから、「18,000円の席と9,000円の席は手渡しでサインボールが貰えるかも?」だもん。ねえ今月の売上足りないんだ、高いボトル入れてよ。ホスト?ヒモ?

財布の厚みを見て観客への対応を変えるのは最低ですよ (貧乏人の僻み)。まあわかりますけどね、白いタイツを履いた王子様が登場すれば1夜で客が押し寄せる王子様ドリームを何度も味わっちゃったクラブですから。でもね、あと4,000人を掴むにはウーロン茶しか飲まない客も呼び込み大切に育てなきゃいけないんですよ。

と、ここまで宝探しをしてエヴェッサのおかげで次々宝の地図が手に入りワクワクしちゃって舞洲(まいしま)へ行く気満々ですが、バスケットボール観戦の案内なのでV.LEAGUE観戦の場合は④バレーボールV.LEAGUEサントリーサンバーズさんのホームページで最終確認が必要です。

 

自力でなんとかここまで情報を集めてから長年お付き合いのあるTwitter(X)の相互フォロワーさんにどうやってアクセスしたか質問しました。

 

そこで前回大会(1/13,14)シャトルバスが出た事を知る。

ハンカチ落としやってるんじゃないんだからさ。 。。こんな重要な情報、こそっと置かないでよ。エヴェッサの案内の流用ぽいけど、自前であるやんけ。

 

このシャトルバス情報が大会情報にもチケット案内、V公式サイトなどにも掲載されていない。シャトルバス運行を知らずに命からがら自力でマイス(◯まいしま)を目指し大阪湾に落ちてずぶ濡れになったお客様から「シャトルバスがあるならあるって言ってよ!」とお叱りを受けて当然。決定したら毎日Twitter(X)で「舞洲(まいしま)大会シャトルバス(有料)出るよ〜」ってポストしましょう。絶対チケット伸びます。

 

チケット購入が分かりづらい。クラブ公式で買うのがベターと分かってても図の表記と購入の選択で名称が異なるなど、もこの辺のストレスはもう慣れっこよ。

実際に自分が舞洲V.LEAGUE観戦に行く前提でチケット手配を進めると、マイナー大会、国体東北ブロック並みの宝探しでした。トップリーグなのに残念です。舞洲(まいしま)のエリア自体が開発エリアなのでネット検索しても情報が少ない上にVの主催者の案内はずいぶん不十分に感じました。エヴェッサは膝を曲げ腰を曲げ客の目線に降りて説明してくれます。

全国各地どこへでも行く千葉ロッテのファンや縦横無尽に飛んで辺り一面喰い尽くすFC東京サポじゃないんだから。主催が王子様なら客はお姫様。カゴ付きの馬車(シャトルバス)でアテンドしてよ。完璧な情報提供でなくても速報性のあるSNSでも補完して欲しいところ。

 

「試合に勝っても会場のガラガラ感が気になる」、主催サントリーサンバーズの選手のコメントをきっかけに積もり積もったリーグへの不満がSNSに吐き出される事態になりましたが、ガラガラと嫌味を言われたその日におおきにアリーナ舞洲(まいしま)にたどり着いた1010人に対して「よくぞここまでたどり着いたな伝説の勇者たちよ!」と感謝&リスペクトするべきでしたね。ガラガラでも楽しくやって次に繋げようよ。

 

ここ(情報古い)にスーパーサンバーズくんを入れてもらおう。地域行政との連携、大事です。

 

おおきにアリーナ舞洲公式ページのアクセス情報もちょっと要領を得ない。

 

2月1週目のおおきにアリーナ舞洲大会は、現時点首位のパナソニックパンサーズ世界クラブ選手権3位のサントリーサンバーズの好カード。首位を争う緊張の一戦。

 

「よくぞここまでたどり着いたな!」何て言われたら私に代わってパンサーズちゃんに全力でぶっ倒してもらいたいですね。

 

情報が揃うと東京から日帰りでVもBも観戦できそうな予感がしますが、自分が観戦に行くか行かないかはシャトルバスの運行とお天気次第。この季節は古くはヤマトタケルをやっつけ、近代では関ヶ原辺にドカ雪を降らせ東海道新幹線をやっつける伊吹おろし(別名:若狭湾ビーム)が怖いので。

何であの辺(東京から向かうと京都の手前)だけいつも辺り一面雪景色なんだろ、の謎も名前が分かると付き合いやすい。若狭湾ビーム、伊吹おろし。

昨年1月に見た伊吹山

 

2023年俺6的な

バレーボール観戦におけるその年の私的ベスト6

選考基準は会場、テレビ中継、配信等の観戦で興奮した選手。狭い観戦範囲から素人が選んだ私選なのであしからず。10年以上続けているライフワークなので1年を振り返る書き物として惰性で続けています。

昨年の俺6はこちら

 

 

ベストチーム

龍神NIPPON 全日本男子バレーボールチーム

VNLで銅メダル獲得、OQTパリ五輪予選で自力出場権獲得。文句無しの過去最強っぷりで日本を沸かせました。

VNLでは追い続けたブラジルの背中を捕えて30年ぶりに勝利を収める快挙。興奮しすぎて大声を出して「ご近所さんごめんなさい」がトレンド入りしました。

 

まあブラジル目線でも色々言い分はあるのですが。その後OQT終了時にダルゾット監督が退任、年末にレゼンデの復帰が発表されました。観戦者が焼け付いて焦げるようなブラジルNTの復活を望みます。

 

次点:近畿大学

2023天皇杯を沸かせた近大。懸命に繋ぎ果敢に攻める。バレーボールの原点にひたむきに向き合う学生チームに全武蔵野の森が暖かい拍手を贈りました。スポーツっていいな、バレーボールっていいだろ。

 

 

続いて俺6。選評と選考候補は下記に。

 

Sセッター

イカ・クリステンソン(ZENIT KAZAN/USA)

OHアウトサイドヒッター

仲本賢優パナソニックパンサーズ

髙橋藍モンツァ/日本代表)

MB 選考下記

OPオポジット

宮浦健人(パリ・バレー/日本代表)

Lリベロ

藤中颯志サントリーサンバーズ

 

選評と思い出語り

Sセッター

イカ・クリステンソン(Zenit Kazan/USA)

1993年5月8日 生まれ。三十路のマイカは顔が凄く良くなった。恵まれた体格を持ち才能もありスマートでおまけに顔もいい。若い頃からNTスタメンで苦労知らず(偏見)そんなとこから長年野獣好きの野獣アンテナには引っ掛かからなかったのですが、ロシア・スーパーリーグZenit Kazanに移籍してから、バレー愛が香ばしく臭うジューシーで肉厚な選手になった気がします。やっぱり男は30からですね。(野獣アンテナ直撃するセッターはブルーノ、デセッコら)。

ロシア移籍当時、クラブメディアのインタビューで「ロシアのスパイカーはパンチ力が尋常じゃ無い(笑)セットしておけば決めてくれる。スパイカーへのリスペクトが深まった」とかなんとか(ソースの記事は忘れました)。バカ力のスパイカーをリスペクトしバカ力のスパイクを貪欲に繋げるレシーバーをリスペクトし2ndボールを慌てふためいて追うマイカはジューシーでした。マイカを通してロシア人バレーボーラーが友好的で明るい性格だと言うことも知りました。この世界情勢の中、ロシアでプレーすることを選び契約延長にあたっては「KAZANの何もかもがいい」と笑うアメリカ人。ゲーム中は殺し屋のような目をする事もありますが、OQTで来日するとゲームが終わった後は熱心にファンサービス。

私もサイン貰いました(∩´∀`)∩←これが選考理由。

 

宮間さんの超ロング翻訳。いつも頭が下がります。

 

ゲームを操るセッターの人選は変わらず、スパイカーがガラリと変わったチームでスパイカーを引立てたオミが次点。

次点:深津英臣パナソニックパンサーズ

 

OHアウトサイドヒッター

仲本賢優パナソニックパンサーズ

チームが強い時は第三の選手の活躍が光る。川村様とか川村様とか川村様とか。仲本が仲本様と呼ばれる日も遠くない、そう感じさせた記憶に新しい天皇杯決勝。

リーグ内移籍が活発になりましたが、こういうチームの生え抜き叩き上げの選手は絶対に手放さないで下さい。

 

手前味噌ですが昨シーズンのファイナル4レポ

 

髙橋藍(日本代表/モンツァ

私的今年の龍神MVP。OQTパリ五輪の切符はアメリカ様は当確、残る1枚の切符を日本はスロベニアと争うだろうと予想をしていましたが、スロベニアは負傷者続出、ベスメンでは無い体制で来日するとTV局が破廉恥に馬鹿騒ぎするノイズは心底ウザいがこれは日本は相当パリに近づいたなと思いきや、蓋を開けると初戦のフィンランド戦で苦戦、2戦目のエジプト戦を自滅で落とすというだらしないスタート。全日本男子バレーの誠実な強化が実を結び、暫く出番のなかった汚口が久しぶりに開き「メンバースタッフ全員で滝にでも打たれて来いよ!」これまでの強化を無駄にするつもりかっとお客様は怒りを覚えたというもの。そのガッタガタのチームの中で高い集中力を保ち、俺6選考委員の信頼を得た髙橋。

打たれても打たれても何もなかったように繋げる精度の高いレシーブ力で相手スパイカーの心を折り、攻撃面でも不調石川に変わり「俺が決めてやんよ!」と言わんばかりのインナー、小兵が得意とするスピードや小技だけでやり抜くのでなく、真っ向勝負に打ち勝つ勝負強さも光った。らんらん恐ろしい子

アスリートとして自らを高いレベルへ押しやる貪欲さ、またコート外ではビジュアルの良さを照れ隠しせず飄々とファッション界のハイブランドに登場する強いメンタル。好感しかないですね!

 

次点:スイフコネンフィンランド代表)

フィンランドは10年くらい前の日本代表を見てるようでした。

パウロ(ミナス)

世界クラブ選手権サントリーサンバーズと対戦した1試合しか見ていませんが、\力こそパワー/こういうバレーボールが見たかったと思い出させてくれた22歳のブラジル人スパイカー

 

MBミドルブロッカー

OQTで来てくれて嬉しかったけど試合でコーフンしたのって誰だろ?思いつかない。スミス、ホルト(USA)、ポドラスチャニンセルビアブルブル(トルコ)OQTでもっと見たかったなー。ロシアカップを見るとヴラソフやっぱいいなー戦争やめろとか配信でチラ見したドイツのMB名前思い出せないーとかとかとか。髙橋健太郎(JPN)も頑張ってました。

 

OPオポジット

宮浦健人(日本代表/パリ・バレー)

VNLブラジル戦、コンディション不良の西田に代わりフル代表初スタメンで登場。「エースが決めて勝つ」鎮西高校(熊本)の信念がフランス・オルレアンで花を咲かせた。

現在のA代表中心メンバーは、わかりやすいとこで2mMBらは特に、即戦力でなくても東京オリンピックという大義の前に見守るファンも多少の粗は目を瞑って、汚口にチャックして手厚く手厚くみんな横並びの実践で経験を重ねて世界ランキングを上がってきました。宮浦はそのルートに乗らず、セッターとクラブチームでコンビを合わせたとか保険もなく体一本でポっと出て(きた訳じゃないけど)史上最強の龍神に追い付いた。

最近の国内育成は、老害ですが、個性は丸めて横並びの育成で大人が仕込んだ戦術が勝敗を分けるような、なんつーか物足りないんですよ。そんな時代に勝利の近道を選ばず、尖端をせっせと尖らせる育成も目が離せないんですよね。エースに責任を追わせる、エースは自分との戦い、エースが負けたら終わりの鎮西エース道。

 

そしてたどたどしいながらも懸命に英語でインタビューに応える宮浦の姿に感化され、英会話の学び直しを始めたテキストがこちらです。

 

次点:モジッチ(スロベニア)本来はOHですがOQTはチーム事情でOPを努めたのでこのポジションでエントリー。お前が勢いづけばチームも勢い付くチームの太陽。

OQT代々木、「サインちょーだーい」とコートサイドに群がるファンにUSAのマイカはんは「はいはいベイビー達、欲しがりさんだね」と勿体ぶってファンサービスを提供しましたが、この陽キャスロベニア人はガラガラの平日代々木アリーナ席を縦横無尽に走り周り、「モジ夫ー!」と呼べば「俺モジッチ!よろしくね!」と率先して営業。呆然としました。

 

Lリベロ

藤中颯志サントリーサンバーズ

以前も俺6ベストゲームでサントリーアジアクラブ選手権を選びましたが、大陸を跨いだクラブの国際大会というパッケージが面白いんですよねー。NTの国際大会でもこんなに各チームに個性のバラつきが出ないのでは。

その中で3位に貢献し、これぞ日本のバレーボールと存在感を発揮した藤中颯志。

 

颯志がスパイカーだった大学1年か2年時の試合は数試合しか見る機会がありませんでしたが、ラリー中ネット際のボールを拾いその体制から超高速で下がって「助走こそ人工の翼」と叫んだかどうか178cmのスパイカーは踏み切りスマッシュを放つ。フットワークが爆発していて「どーなってんだアイツの運動神経は」とただただ驚愕、試合内容はこれっぽっちも記憶にない。

そんなんね、与えられたメニュー以上のトレーニングをしてなきゃできないですよ。貰ってる給料分の仕事しかしないサラリーマンは雷に打たれたような衝撃を受けて、2019年に俺6新人賞に選出しました。

リベロ転向後もただただこのスポーツに情熱をかけて自己研鑽を続け、世界を相手に熱くさせてくれてありがとう颯志。青田買い冥利に尽きるというもの。

 

思い返せば、国内には国内の宝物がいる!顔がいい選手以外ももっと見て欲しい!という気持ちで俺6を始めた事を思い出した。(顔もいいです)

 

 

フョドロフ君(Zenit Kazan)

と、これを書いているところで21歳のリベロフョドロフ君がロシアカップでMVPを受賞したという事で選出。初めてフョドロフ君を認識したのは2022年5月、フェドロフ君19歳、NTに呼ばれるのが待ち遠しいとヨダレを垂々流してたんですよ。戦争やめろよ。国ぐるみのドーピングやめろ。ロシアスポーツを身綺麗にして国際大会に返せよ。

 

Dynamo×Kazan

 

来年方向転換する日本のSVリーグは世界一のバレーボールリーグを目指すんですってね。

 

「日本一の選手ってどんな選手だと思う?きっとチームを日本一に導く選手だと思うんだよな。オレはそれになる」

 

日本が世界に誇る日本発の漫画のこのセリフを、世界中の人が暗記してるんですよ。

 

世界一のバレーボールリーグってどんなリーグだと思う?きっとバレーボールは世界一面白いスポーツだと世界に証明するリーグだと思うんだよな。バレーボールで世界に友好を広げ、競技に係る人材の財産と健康を守り、焦げ臭いFIVBと対等に議論を交わせるリーグだと思うんだよな。

世界一を目指すと口にしたのなら、「世界一のリーグってどんなリーグだと思う?」その問いから目を背けないで欲しいですね。

 

 

全日本インカレ✕蒲田温泉

2023.12.3

第76回秩父宮賜杯バレーボール全日本大学選手権大会

ミキプルーンスーパーカレッジ2023最終日

3位決定戦、決勝

大田体育館

インカレ最終日の試合順

第一試合 9:30開始 男子3位決定戦

第二試合 女子3位決定戦

第三試合 女子決勝

第四試合 男子決勝

3位決定戦 東海大学vs日本体育大学

ナイスゲームでした!

 

第一試合と第四試合が男子で、第二試合第三試合で女子大会を挟む試合順。以前は女子大会も見ていましたが大田の椅子に1日中座っていると健康を害すので、途中抜けして大田体育館から徒歩20分程の距離にある蒲田温泉に入って来ました。

大学バレーはチケットが瞬殺される程の人気なのか、一般販売数が少ないのか、その両方です。コロナ禍では仕方が無いと受け入れつつ、男女別会場や別チケットにした方が見たい人が見れて売り上げが伸びるだろなどの不満もありましたが、この蒲田温泉が試合の合間の時間潰しには最高で最高だったので、来年も大田でこの方式の大会運営でいいです。

 

大田区は都内の温泉郷としてブラタモリでも紹介されました。

番組で紹介されたのは蒲田温泉ではありませんが同じ真っ黒な黒湯の天然温泉です。コーヒー色です。

 

泉質は疑うこと無く天然温泉ですが営業形態は銭湯、入浴料は東京都の銭湯価格で520円。住宅街の店前には自転車がズラリと並ぶ昔ながらの庶民的な雰囲気です。中には40円程度の石鹸類の販売もあり手ぶらセットもありました。

ちょっと寄るつもりで化粧を落とすつもりもなく、よく調べずに行ったので銭湯に入ってからサウナもあり飲食の提供があり宴会場もある事を知りました。スモール健康ランド。こんな事なら化粧セットを持ってくるべきだった。失敗。

第一試合が終わったのが12時頃でまだ空いていました。脱衣所は広くて清潔で鍵付きロッカーがたくさんあり、銭湯内は洗い場が多く、湯船はコンパクト。泡の出るミクロ風呂、黒湯は45度の高温湯と並の温度の2つと水風呂があります。化粧を落とす準備があればサウナにも入りたかった。見た瞬間「完璧」と思いました。お若いお姉さん達は「熱くて入れない」と敬遠してましたがあつ湯好きのおばさんは大変満足の温度です。

高温湯、水風呂のローテーションを3セット、ビールが美味しく飲める身体に仕上げて宴会場のある二階へ。わ!ステージがある!昔よく通っていた麻布十番温泉を思い出しました。東京23区内にまだこの形態の銭湯があったんだ。生ビールは一杯550円と良心的な価格です。瓶ビールの赤星もありました。

私がビールを飲み始めた頃に1人で来ていた先客の女性がマイクを持ってステージに上がりました。その瞬間は正直、見ず知らずの人間と一対一の状況で「歌うんだ(笑)」と少し驚きました。

女性が選曲したのはこちら

[

 

演歌だ、渋い(笑)それが凄くいいんです。昭和演歌だと思いましたが最近リリースされた令和演歌なんですね。そして歌唱力は上手くもなく下手でもない。素人の上手い歌というのもなんか疲れちゃうんです。素人が自分の歌唱力に酔っ払ったりそれを聞いた女が泣いたり、ひけらかしたり場を盛り上げるカラオケとはまるで違う。糸こんにゃく入りもやし炒めのような、客をもてなすご馳走でもないけど1度食べると病みつきになる料理。それをご馳走されたわけでもなくたまたま頂いて「糸こんにゃく入れると美味しい」と発見し満たされる幸福。

1番をを歌い終えたところで自然と拍手が出ました。嬉しかったなー。

その後も女性は一曲歌っては席に戻って少し休憩というルーティンをくりかえし、4曲目はテレサ・テン「空港」。「つぐない」ではなく「別れの予感」でもなく空港ってチョイスに胃の底までぐっときて2杯目のビールを。

ドレッシング美味しかった。

昨今のサウナブームの影響でしょうか、ストリートファッションの若い男性二人組も整っってサッパリした姿で宴会場に現れました。男性二人組も腰を落ち着かせた頃、キョトンとした顔で「何ここ!?知らないで来たけど、ふふふ最高じゃね」驚きながらほっこりいい笑顔になっていました。来るものを次々沼に落とす蒲田のテレサ・テン

自然光も入る真っ昼間のカラオケ付き銭湯宴会場。作ろうと思って作れない、狙って作ったら失敗する、そして令和演歌を歌う蒲田のテレサ・テン、ここにしかない希少性に興奮すら覚える。

1日いられる、、。お尻に根が生えて動けなくなるのでもうひとっ風呂浴びて大田体育館へ戻ろうという理性が残ってましたが、ひとっ風呂浴びてほかほかに戻り銭湯定番の牛乳販売機でフルーツ牛乳を購入、1階のソファコーナーで少しくつろいだところでお尻の根が育成しウトウトして気づいたら30分も寝てしまいました。

竜宮城かここは!

決勝は早稲田大学vs順天堂大学

 

ちゃんと戻ってきましたよと。

 

 

蒲田温泉HP 

 

JT広島米子からさいたまクリテリウム③

2023.11.05(SUN)さいたまクリテリウムbyツール・ド・フランス

 

 

パレードランを自撮りしながら数百mこの姿勢のまま走り抜けたこの陽キャスロベニアが生んだスーパースター、タディ・ポガチャル(25歳)。

 

1人の怪物の誕生が、世界の自転車ロードレースの戦略を変えた。

 

ツール・ド・フランス2022、この実況解説の一節が私を自転車ロードレースに引き込んだ。怪物だったかバケモノだったか忘れましたが(いい加減)。単騎vs戦略、若干21、2歳でツール・ド・フランスを連覇した若き怪物ポガチャルを1年がかりでポガチャルを研究し戦略を練り総力を注ぎ込んで総攻撃をかけたチーム・ユンボ・ヴィスマ。ユンボの戦略的無慈悲波状攻撃は地獄の窯を覗き込んだような壮絶なレースとなり目撃した世界中の観客がただただひたすら熱狂した。

我々は2022年第11ステージ、ガリビエ峠を一生忘れる事は出来ない。自転車ロードレースってこんなに面白い。ニワカですらいっぱしのツール通気取りにさせてくれたレース。

その怪物が埼玉に来る。行かないという選択肢は無い。それが自宅から在来線で1時間の埼玉でも、鳥取から夜行バスで12時間の埼玉でも答えは同じだ。

 

①11/3文化の日(FRI)大山登山(鳥取県)

バス移動

②11/4(SAT)JT広島米子ホームV.league観戦と松江城登城 

③そして11/5(SUN)は米子から夜行バスで約750km移動+新宿から電車で約35km移動してさいたま新都心で行われるさいたまクリテリウムbyツール・ド・フランスを観戦しました。初めての自転車ロードレース生観戦です。

 

 

このブログはバレーボール観戦の前に山登りなどのアクティビティを詰め込むエクストリーム観戦の記録です。

 

前日の記録はこちらです。

 

2015米子駅発 夜行バス

0725 新宿駅到着 9800円

途中のサービスエリアで約2時間おきに約20分ほどの休憩を挟みつつ定刻通り到着しました。

今回利用したバス会社WILLERの運転手さんは行きも帰りも話しかけやすく人柄がよく丁寧で親切な方々に恵まれました。トランクに預けた荷物は手渡し&手渡し。海外ならぶん投げ&放り投げですよ。

サービスエリアでの休憩時も施設から見えやすく発見し易い場所に駐車してくれたので迷わず安心。行きで約15分の休憩に大幅に遅れて30分後にバスに戻ったお客さんににはキツイ口調で注意したのも好感です。遅れたお客さんは「迷っちゃってテヘペロ」と笑ってましたが、、、。あなたトイレの横でずっと電話してましたよね?とお怒りのお客様の声を代弁するかのように「他の皆さんは到着先で乗り換えや時間の都合があるんですから!迷ったらバス会社に電話して下さい!」いいぞ運転手さん。

 

 

0725 新宿に到着。休日朝の新宿は人通りが少なく静かです。バスタ新宿の女性トイレは広くてキレイで明るい身だしなみコーナーが備わっていますが女子力を競い合うかのようにとても混雑するので、1フロア下の人目の少ない外の開放的なベンチでのんびりゼロから化粧する女子力。

 

さいたま新都心まで約1時間、早めに移動して駅のコインロッカーに荷物を預けます。400円。それから駅構内のBecker'sでモーニング。

この日は自転車レースの他にご家族連れで賑わうマルシェ、さいたまスーパーアリーナのメインアリーナの方では羽生結弦さんの催し物もあり、遠方からお越しの大勢のご婦人方が駅のコインロッカー争奪戦を繰り広げていました。運良く残り数個のロッカーをゲットし荷物を入れて100円玉を4枚お財布から出してる僅かな間に「この人出るんじゃない?ここ空くの!?」と血の気の多いご婦人方2、3組に背後から声をかけられました。近くで同じく残り僅かな空きロッカーをゲットした女性は小銭の持ち合わせが無く両替に走っている間に、荷物を出され他の人に取られそうになりました。そのため私は旅用財布にはいつも、大量の100円玉を入れています。私欲に走ると普段犯罪と無縁な人でも何をするかわかりゃせん。

ちなみにですがメインアリーナの前では「大きな荷物、スーツケース等は持ち込みできません」と会場案内が1日中トラメガで叫ばれていてうるさかったです。想定されている事、周辺のインフラを食い尽くすのでなくイベント会社は自前で手荷物預かりサービスを提供して欲しいですね。スーツケース1個1000円でも安いと思いますよ。

 

本格的な自転車レースというよりは、PR要素を含んだ市街地周回コースのファン感イベントという気構えできました。コロナ前には10万人がさいたまに集ったそうです。路上の無料観戦エリアもありますが、約半日の長丁場のため屋根もあり座席も用意されているアリーナ観戦チケットを購入。アリーナの後方に出入り口がありロード観戦もできてとても満喫しました。

 

11:30のアリーナ開場の列に並び入場すると正面に各チームピット。とりわけUAEチーム・エミレーツのピット前は10万円の「選手触れ合いプラン」チケット購入者で黒山の人だかり。完全に上野動物園のパンダです。

選手たちはすでにレース用ジャージに着替えて行き交っていました。うおおお忌々しいまでに黄色い軍団ユンボだ!クスだ!、あれは誰!チッコーネがこっち見た!

数々のスポーツ世界大会の観戦をしているので生で見るスーパーアスリート特有の無駄を削ぎ落とした美しい体格や、1年中有酸素運動デトックスされ細胞レベルで一切毒のない清らかさや、食物連鎖の頂点にいる猛禽類のような威厳などが混ざって発光してるのはわかっちゃいたけど。新人賞ジャージを身にまとったポガチャルのキラキラ度は度を越していて、「触れ合えないチケット」の客が指を加えてガン見している無数の姿勢に気づいたポガチャルがステージ袖に消える前に、サッと手を上げニコっと笑顔を見せると、全員目を剥いて腰を抜かしました。男性も女性もおじさんもおばさんもそこにいた全員の乙女心がきゅんきゅん。

勝負をかけるアタックではギャインギャインに強さを見せつける25歳は陽キャでユニークな人たらしでもあります。

国内選手、ジュニア選手、パラサイクリストの出走も皆さん速くてかっこよくて胸が踊り沿道から「GO!GO!GO!」と声援が飛ぶ。

続いて海外招待選手と一般参加者によるオープニング走行。リラックスしたパレードランでも空気抵抗が無いかのように速っい。速くて強くてとんでもなく美しい。

がはははは。ポガチャルずっと自撮りしてたっ(笑)よくインスタで見るポガ芸を生で見る事ができました。よくあんな事できるな(笑)沿道は笑顔が湧いた。

忌々しいまでの黄色。

またカヴェンディッシュサガン、フルーム、ハンセンら豪華なレジェント集団はカヴェンディッシュがこれでもかって程のファンサでこれまた感激。

沿道の温度も温まりました。

 

そんなこんなでチームタイムトライアルではさらに加速

メインレースが始まると終盤にかけてさらに加速、とうてい目視で把握できませんがそれがもう興奮するってば。

 

「GO!GO!GO!GO!」大声で声援を上げます。青空の下で大声で応援するのは気持ちがいいな!

まるでスピード感がない写真。流し撮りというのを覚えたい。

 

レース全体は私の位置からは見えませんでしたが、最終周のクスとポガチャルの一騎打ちはタブレットでJスポの中継を見ていた近くにいた方が画面を共有して下さり声を出して熱狂しました。ありがとうございました。

さいたまの地で、日本で、ポガチャルが勝利に拘るポガチャルらしさを見せてくれた事に感謝と感激が止まらない。来て良かった、また来たいな。

 

 

10月に身内の不幸があり、沈んでいた気持ちが少しだけ上向いた。上向いて明るい気持ちになると、私こんなに明るい気持ちになってていいのかなと少しチクチクする。

 

 

JT広島米子ホーム×松江城②

バレーボール観戦と山旅の記録

このブログはバレーボール観戦前に山に登ったり城を攻めたりアクティビティを詰め込むエクストリーム観戦の記録です。今回の観戦地は鳥取県

前日の記録はこちらから。

 

2023.11.04JTサンダーズ広島vsグレートベアーズ東京

 

米子産業体育館(鳥取県)観戦の前日に鳥取県の名峰・伯耆大山(ほうきだいせん)紅葉ハイク、今日は観戦前に国宝松江城を攻めます。

 

築城当時から焼かれたり破壊される事無く、現存する国宝5城。松本城はVC長野観戦、犬山城彦根城・姫路城は3城まとめてジェイテクト刈谷ホームとパナアリ観戦のハシゴで攻め済。城オタでも歴史オタでもありませんが何となくバレー観戦と合わせて5城攻めたくなりました。

 

 

 

昨日登った大山に見送られ下山。今日は残念ながら少しガスがかかっていましたが圧倒的な存在感です。地元のアイドル。

 

山のフレンドとはここでお別れ。出雲大社に行くそうです。VNLで日本男子代表が3位になり「男子バレー面白そうだね。バレーボール見に行きたい」と言ってたハズですが旅の計画を立てている最中に「鳥取&島根行きたいとこ多すぎ、バレーボール見てる暇無い」と相成りました。

旅先で別行動になるのは山のフレンドあるあるです。ここからはいつもの気ラクなひとり旅。

松江城!国宝5城制覇!

天守閣からの風景。天気が良ければ大山が見えるはず。登山日は好天に恵まれて本当に良かった。

米子に戻り産業体育館へ。駅から路線バスで15分程、バス停から徒歩5分。ハッキリ言って不便。駐車場はいっぱい。

緑の三輪ちゃん。

古き良き日本のVリーグ。応援練習では「♪宮島さんの神主が〜」こういう福利厚生型地味リーグも良いのですよ。

 

 広島3-2東京 フルセットで広島が米子ホームで勝利を飾りました。

本日のB票

https://www.vleague.jp/form/b/28476

青と赤の前身チームの時は全力応援でしたが、チームカラーピンクになり、移籍選手が多くだいぶ顔ぶれが変わった。日本中どこでも男性の野太い声で応援をリードしていた青赤サポさんは姿を消し、ホームゲームはV.leagueイチとも評価されるエンタメ性で集客力のあるクラブですが、チームを応援するというよりは「バレー観戦を楽しもう!」という明るく健全なノリなので、ビジターに来ると居心地がよくわからなくなる。贔屓にしている選手の頭数は広島の方が多いんですよね 。という訳で試合の感想は割愛しましょうか。

前田は移籍して良かったなと思いました。前チームでは勝ちに拘り過ぎてなのかチーム方針なのか随分と偏った仕事をしていたけど、と言うと広島が勝ちに拘りが無いと言ってるようになってしまう。だから感想はやめとけと。ラッセルはわかっちゃいるけどスマートなスパイカーで見ていて気持ちがいい。レフトスパイクだけで7色の球種、苦しいセットを短いステップから空中バランスで打ち分けたり、ハイセットをキレキレに叩いたり。クマーが「視野狭窄はやいバレー」の呪いにかかってるせいで早いも速いも正確不正確がハッキリ見えてしまう。経験してきた場数が違うくぐってきた修羅場の質も数も違う「あれだよアレ、ラッセルを見本にしてみい」、、ほら感想は言わない方がいい 。あと贅沢言えば広島は日体大OBが(省略)

 

米子産業体育館から北へ20分ほど歩くと日本海皆生温泉(かいけおんせん)があります。古びた温泉街ではなく鉄筋コンクリートの高層ホテルが多く、その中のオサレ目な日帰り温泉に入りました。

 

戦利品。ラッセルのサインボールゲット。本日は2000円の外野自由席でしたが「ローン!!」とアピールしたら投げてくれました。どこかの会場じゃチケット代が高い席にしか投げないと聞きましたが。アーロンラッセルは貧乏人にも平等です。

 

明日は自転車レースイベントのさいたまクリテリウム(ツール・ド・さいたま)に行くので再び夜行バスで帰ります。世界的スーパースターであるポガチャル(スロベニア)参戦の発表と同時に何も考えずにチケットをポチってしまった。せっかく11時間も費やして三連休に鳥取まで来たのでもう一泊してゆっくり観光をしたいところですが、私の哲学に「ゆっくり観光」は無いらしい。

皆生温泉で海を見ながら温泉に浸かり、しっかりビールが美味しく飲める体に仕上げて米子に戻って帰りのバスの時間まで、、。目についた地元の居酒屋はどこも「何名様ですか?」「1名様、、、、あーー今日は予約で一杯で申し訳ございません 」始めから予約で一杯ならそう言えばいいのに、土曜日の夜に1名様にテーブル席を使われると売上が伸びないもんね、と疑ってしまう 。チェーン店の居酒屋に入るとビールがあっという間に蒸発。

国宝5城制覇、自己満という自己肯定。よく頑張りました。お土産を探すのは面倒くさいし物が増えるのが嫌なので、旅先では記念にスタンプを押す習慣。スタンプ帳を眺めて「色んなとこに行ったな〜」とひとり酒というネクラな趣味。

御朱印は大山寺と松江神社。

 

バスに揺られて寝て起きたら明日はポガチャルだ!!

 

 

JT広島米子ホーム×伯耆大山紅葉ハイク①

バレーボール観戦と山旅の記録

2023.11.03-05 JTサンダーズ広島ホーム

このブログはバレーボール観戦前にご当地の山に登ったり城を攻めたりアクティビティを詰め込むエクストリーム観戦の記録です。今回の観戦地は鳥取県・米子産業体育館(鳥取県)観戦。前日に鳥取県の名峰・伯耆大山(ほうきだいせん)紅葉登山をした記録です。

 

今回は山登りのフレンドと二人旅。VNLで全日本男子バレーが3位銅メダルを獲得したその頃に、山のフレンドから「男子バレー面白そうだね、私も行きたい」と寝言を言われた。

 

いつも秋冬はVリーグの地方大会観戦がてらご当地山登りをしてるから、紅葉の時期に鳥取観戦と大山(だいせん)行かない?

 

「大山登ったことがない。行きたい、行きたい」

 

二つ返事で11時間長距離バスの旅に付き合ってくれる山のフレンド。

 

今回は天気に恵まれて最高の紅葉ハイクを楽しめた他、それまで「鳥取は遠い」「鳥取だか島根だか」「鳥取出身者って東京にいない」という関東の都会暮らしが勝手に抱いていた山陰に対する偏見を全て払拭し、「鳥取島根サイコウ」「夜行使えば日帰り登山可」「また来たい、絶対来る」と心の距離が縮まる体験にいくつも出合った。

 

登山を絡めるとどうしても現地に早朝に着く手段を選ぶため、移動手段は飛行機でも新幹線乗り継ぎでもなく東京新宿→鳥取県米子、約750km 11時間の夜行バスの旅を選んだ。

文化の日を絡めた週末三連休とあって大人気で競争率の高い寝台列車サンライズ出雲は諦めていたが、9月の時点で比較的快適な夜行バス3列シートは空席無し、4列シートも残席僅かだったためとりあえず慌ててバスを押さえた。

19:40 新宿バスタ発

6:50 米子着  12,800円 三連休価格。

まあ、新東名は120km高速、道路は新しく舗装もキレイでガタガタも少なく広くて快適。バスでも余裕でしょ!

運転手さん、最初の休憩はどこですか?

談合坂です。

談合坂ね、え?談合坂?中央道で行くの?

はい、只今東名高速集中工事のため迂回します。

話しが違ーーーう。あははは。中央道はカーブも多くガタガタ道、それでも河口湖過ぎたあたりで東名方面へ合流した後は熟睡。

 

 

 

朝6時頃、休憩で利用した大山パーキングエリアからこれから大山(だいせん)別名「伯耆富士」(ほうきふじ)を見ることができた。その名の通り富士山そっくりの単独峰、バスの運転手さんが言うには大山(だいせん)はガスがかかりやすくこの時間にこんなにキレイに見えるのは珍しいとのこと。やったね!

米子駅セブンイレブンで朝食と登山中のおにぎりを買って路線バスに乗り換え。

0720 米子駅発 路線バス

0812 大山寺着  730円

アプローチの景色もとても良かった。登山口の大山寺ナショナルパークセンター(標高約700m)でトイレを済ませコインロッカーに荷物を預け(200円)大山 弥山(1710m)、目指してクライムオン!想定コースタイムは往復6時間。

 

大山寺参道はmont-bellがプロデュースするオサレなカフェ併設のオサレなお土産屋さんがアクセントになっていた。広々として地元の地酒や地ビールの品揃えも豊富、下山後のビールが楽しみ。

モンベル | 店舗 | モンベルが手がける山の駅「大山参道市場」

 

登山口は最もポピュラーな「夏山登山口」を利用。登り出しは参道らしく整備された石畳で雰囲気も良く歩きやすい。

ブナの大木のスキマにから朝日が刺さり、紅葉の森の中でキラキラ光りテンション爆上がり。

爆上がりだが、4合目あたりまで持病の喘息の発作が起こりゼエゼエヒューヒューと息が細くなる。標高差や寒暖差で発作が出てしまうようになり、厄介だがこの持病と付き合いながら生きている。展望が開けると日本海の海岸線が見えて気分は最高だ。2合ごとに休憩を取り、吸引器で抑えながらゆっくりペースで登る。

ラブリーな紅葉から険しい北壁が姿を表すとアルペンムードが一気に高まった。

6合目には避難小屋があり、階段で大勢のハイカーが展望を楽しみながら休憩を取る。

全体的にとても手入れが行き届いた登りやすい登山道だが、6合目から先は傾斜もキツくなりゴロゴロ岩も増え、早朝登った人の下山も増えて渋滞が発生しやすくなりピッチを上げる。レッツゴー!ちゃんちゃん行くよ!標高や気温に体が順応して喘息も収まり一気に頂上を目指す。

登る人と下りる人、譲り合い過ぎると停滞する。フレンドは「はい登りの人行きます!」と仕切り始めた。強いなおばさん(笑)

 

振り返れば日本海。なんだこの山最高だな。キレイ!凄い!最高だ〜感動しっぱなしの山おばさん達(フレンドの写真)

バスを降りてから頂上まで3時間。喘息でバテてた割に後半の追い込みで予定よりチョイ早のタイムで長めの休憩。避難小屋と歩道の工事が入っていた。すれ違った人の話しによると、コロナ禍で人が少なくなった時期に登山道の手入れを始め、とても歩きやすく避難小屋もキレイになったとの事。人間はかしこい、ずっと守られて愛され続けている山。ありがたい。

地元国立大学運動部のネーム入りジャージを着た学生グループは明るく元気な女の子がリーダシップを振るい、口数の少ない男子部員をビシビシ仕切っている様子が楽しかった。「ハイ立って!イェーイ✌(自撮り撮影)はい行くよ!チョコレートあげます」チョコレートの御礼にキャラメルを差しあげると「めっちゃ嬉しい!キャラメル嬉しい!ありがとうございます!わーいキャラメル!」若くて元気で他人と分け合う気持ちがあり礼儀正しく最高の若者たち。これからの日本を任せたよ。

頂上からは石室方面へ迂回。人が少なく視界の広い景色に癒やされる。

下山は5.5合目辺りの分岐から奥寺方面へルートを変えた。太陽の角度が変り紅葉の陰影も変わる。その隙間から荒々しい北壁が見え隠れ、初級者でも登れるチョロ山でこの景色のアレンジはなかなか無いのでは。ほんとにいい山だな〜。

 

紅葉を見て楽しみ、深い森では紅葉に溶け込む。カンロ飴になった気持ち。

奥寺は修復中だったがお参りして御朱印を頂いた。標高が下がるとまだ紅葉前の緑に癒やされる。

 

下山してコインロッカーから荷物を出して日帰り入浴で汗を流してビール!

美味しい!

今日最高だったね。最高だったね。

本日の宿は暖炉が名物の山のペンション。一人旅だと宿が限定されがちでビジネスホテルになりがちだが二人旅なら選択肢が広がる。嬉しい。

夕食はイタリアンのコース。

夕食の後は同宿の皆さんと暖炉を囲んで酒盛り(笑)福岡から車で来たおじさまグループに持ち込みの日本酒・焼酎を次々振る舞って頂いた。60代で大型バイクに乗り旅をして山登りをするおじさま、全国各地のご当地フルマラソンに出場する旅をしているおじさま。老後から始めたら遅いから今のウチに始めた方がいい。バレーボール観戦でご当地山登りをするおばさんは大変勇気を貰い話しが弾む弾む。

 

今年のゴールデンウィークにソロで訪れた石槌山山荘(愛媛県)でもこうして山旅で会ったソロ同士で会話が弾み、そこで鳥取から来た人の良さそうな鳥取人男性から「鳥取はいいところなので是非来て下さい」「大山の紅葉はホントに日本一素晴らしいので是非鳥取に来て下さい」「大山のブナは西日本1なんです。紅葉の時期は…是非鳥取へ、もう本当にいいところなんです鳥取は」と消灯の時間ままで何度も鳥取プレゼンをされた(笑)

神奈川県から来た男性ソロと私は2人とも「人生でこんなに鳥取を勧められた事は一度もない」と目を白黒するばかりであの日も楽しい夜だった。

 

翌日へ続く

雑記 おくりびと

バレーボール観戦と葬儀

 

身内の葬儀を仕切った記録

 

 

 

 

重い話です、同じ境遇になる誰かの慰めになったらという気持ちと、自分を客観視するために書き始めました。

 

 

 

結論から言いますと、私が仕切った葬儀は遺族には大好評でした。

 

 

 

可愛がっていた甥っ子が急逝した。

享年23歳。

 

 

報せを受けたのはOQT観戦中の事だった。にわかに信じられず「あと1試合見てから行こうか」と天秤にかけたが、直ぐに代々木第一体育館を出た。

 

今考えれば「もう一試合見てから行こう」という思考は正常でなく現実逃避だったかもしれない。

 

 

一度書き上げたがもう少し客観視する必要があるため保留。

 

時系列保持のため予稿を投稿。